リワインド渋谷店店長のアルです!
前回のターニングポイント「ラキシス」に続いて、第397回はサスヨーヨーメカニクスのSUS001G4 ジェネレーター CSLです。

ヨーヨーの「バイメタルらしさ」と言って何を連想するかは人それぞれだと思うが、多くの人が思い浮かべるのは「回転力の強さ」ではないだろうか。バイメタルヨーヨーと言えば、ほとんどの場合アルミで出来た本体と、リム部分にステンレスや真ちゅうなどを装着することで、モノメタルでは実現できない強い回転力を生み出すことができる。その副産物として安定性の高さやスリープの長さなどが付いてくるような形で、総合的にヨーヨーの性能を上げることとなる。しかしながら単純にモノメタルよりバイメタルが勝っているというわけではなく、バイメタルである恩恵を最大限活かすためには重量配分や全体のバランスを意識しながら設計しなければならず、そこはメーカーの手腕が問われる部分だ。

今回紹介するサスヨーヨーメカニクスの「SUS001G4 ジェネレーター CSL」は、メーカーの看板であるジェネレーターの最新作として開発され、“貫通軸”にすることで性能をさらに高めている。貫通軸とは、簡単に言うとフェイスの中心を貫通させ、ヨーヨーの軸(アクセル)の先端が見える状態にすることで、中心の軽量化や回転力の底上げなど非貫通軸ではできない設計をすることができる。ヨーヨーファクトリーの「プネウマ」なんかもこの貫通軸タイプである。昨今、多くのヨーヨーは非貫通軸で出来ているが、今作「ジェネレーターCSL」は、あえて貫通軸で出来る最大効率を求めてチャレンジした意欲作だ。

肝心の使用感は…と言うと、それこそ「バイメタルらしさ」を肌で感じることのできるヨーヨーだと思う。その軽さからは想像できないようなガツンとした強力な回転力で、トルク感をひしひしと伝わってきて、モノメタルでは成し得ない設計、すなわちバイメタルとはこういう事かと思い知らされる。スイスイと動かしやすく、スピードにも乗せやすい。最後のキャッチまでしっかりと回転の余力が残ってくれるので、余裕を持ってプレイできる頼もしいヨーヨーだ。

