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ターニングポイント「MSG」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#125】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のアンタングルに続いて、第125回はTurning PointのMSGです。

ターニングポイント(以下TP)のMSGは、2020年1A部門全国チャンピオン柏谷悠太(カシワヤユウタ)選手のシグネチャーモデル。日本一に輝くほどの実力の持ち主だが、MSGは彼のポテンシャルをさらに引き出すべく開発された。TPの粋を集めたようなバイメタルモデルで、2021年のTPのベストセラーとなる予感のする注目のヨーヨーだ。

シグネチャーモデルというと多くの場合プレイヤーと開発者が意見を交わし合い製作されるが、今回は少し特殊な工程を踏んでいる。TPオーナーの木村氏があえて本人と共作という形は取らずに、客観的に見た柏谷選手のヨーヨーさばきやクセなどを分析し、大会本番でより冷静に、確実にトリックを決められるような、柏谷選手に合った最適解を具現化した物になっている。

重ため、大きめ、ガッツリと回り、強固な安定感を持ったバイメタルヨーヨーなので、初めて使う人は最初クセの強さに違和感を覚えるかもしれない。しかし、慣れてしまうと底知れないパワーの虜となり、他のどのヨーヨーにも替えられない独自性に気付かされる。軽くてサクサク動かせるようなトレンドとは真逆を行くような物ではあるが、これこそがTPが提案する新たなトレンドとなっていくのかもしれない。1Aはもちろん、スペック的に3Aにも向いている。


ターニングポイント「アンタングル」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#124】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回のエンタングルに続いて、第124回はTurning Pointのアンタングルです。

先週紹介したエンタングルのバイメタルバージョンとして誕生したアンタングルは、ここ最近の3Aの密かな盛り上がりに拍車をかけている。エンタングルと同形状でそのままステンレスウェイトを搭載しているため、エンタングルの良さを残しながら、基本性能が格段に上がっている。
モノメタルとバイメタルは使い分けできる物ではあるので、一概にアンタングルの方が良いという訳ではないが、アンタングルの性能の高さは目を見張るものがある。

アンタングルの長所としてまず挙げられるのは、3Aで重要な要素である「安定性」が非常に高いこと。縦方向と横方向どちらにも力が伝わり、動かしたときの揺れに強い。多少傾いても傾いたままトリックを続けられるほど、雑に動かしてもヨーヨー側でなんとかしてくれるような安心感がうれしいポイント。
ハーフ・アシステッド・1.5トラピーズなんかはJYYFトリックリストの難関として苦戦する人も多いと思うが、アンタングルでぜひ挑戦してみてほしい。

もう一つの長所は、先の安定性にも付随するが、バイメタルであることによりシンプルにスリープが伸びる。モノメタルでは出来なかったトリックがアンタングルなら出来た…なんてこともある。ワンスローで出来るトリックやコンボに限界を感じてしまう人の「もう少し回ってほしい」という願望を叶えてくれる。安定感やスリープの長さだけでなく、全体的に「もっとこうなってくれれば良いのに」というプレイヤーの意見を汲み取ってくれるようなヨーヨーだ。
エンタングルユーザーや他のモノメタルヨーヨーで3Aをやっている人にはぜひアンタングルを手に取ってもらいたい。


ターニングポイント「エンタングル」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#123】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回のカウンタージェットに続いて、第123回はTurning Pointのエンタングルです。

3A全国チャンピオン、栗田智也選手のシグネチャーモデルが出る!と話題になったのが2018年。それから3年、3Aの定番機種として確固たる地位を気付いてきたエンタングルの新色が先日発売された。再販を待っていた人も多かったので「ようやく」といったところかもしれない。お得な2個セットもリストック!

3A向けヨーヨーのオススメは?と聞かれて迷わずチョイスできる”The 3Aヨーヨー”といったエンタングルは、幅広な物が多い1A用ヨーヨーと違って幅が狭く作られている。これは余計なストリングに乗らないようにと考慮されたことによるもので、ベルベットロールをやるとわかるが、2個目のヨーヨーをマウントする時に1本だけに乗せようとしたら隣のストリングにも掛かっちゃう…なんて経験をした人もいると思う。とは言え幅が狭すぎるとマウント自体の成功率も下がってしまうので、適度な狭さで性能とのバランスを取りながら設計されている。

今回のリリースに合わせて作られたキャンディーミュートリング for エンタングルもオススメなので併せてチェックしてほしい。
1枚約2.5gなのでヨーヨー1個あたり約5gアップとなり、かなり重量感が増す。それだけ聞くと扱い辛そう…と思う方もいると思うが、3Aにおいてはこの重量アップはアドバンテージとなり、扱いにくさを感じない範囲で安定感が大幅にアップする。特にスリープの長さを必要とするトリックやコロコロの練習にはもってこい。消音効果も期待して良い仕上がりに。装着するだけで、エンタングルの違った一面を見ることができる。


ターニングポイント「カウンタージェット」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#122】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回のメタヴィティに続いて、第122回はTurning Pointのカウンタージェットです。

近年のターニングポイントの代表作となった「カウンタージェット」が、2021年にリニューアルされた。ターニングポイント2(以下、TP2)のバイメタルバージョンという位置付けだが、形状が近いこと以外はもはや別物と言えるくらいカウンタージェットは独自性があり、TP2の面影を残しながら今回のアップデートによってさらに根幹が見直されている

TP2と同じ直径約50㎜という小型サイズながら、カウンタージェットはバイメタルであることの恩恵を大きく受けて大変パワフルなモデルとなっている。この約50mmという直径のヨーヨーは意外と少なく、現在リワインドで販売中のヨーヨーだとDV888くらいしかない。小回りが効いて、かつ幅広のトレンドを取り入れたデザインのバイメタル。それだけでカウンタージェットのアイデンティティは確立されている。

ありそうでないポジションの仕様というだけではない。先述したように幅広ではあるが、新型になってより中心を軽く、リムの範囲を広く取ったTPならではの設計が人気の秘訣だ。TP2のソリッドなフィーリングから、やわらかく、重量感に対して軽快に感じるフィーリングへとシフトされ、操作性が格段に向上している。軽く投げただけで十分なほどの回転力と安定感が生まれ、ミドル・アンダーサイズをあまり使わない人にとっても納得してもらえるようなヨーヨーに仕上がっている。


ヨーヨーファクトリー「メタヴィティ」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#121】

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前回のインパクトに続いて、第121回はYoYoFactoryのメタヴィティです。

メタヴィティは、ヨーヨーファクトリー×SUS YOYO MECHANICSのコラボモデルであり、羽角伊弦選手と德渕皓要選手のダブルシグネチャーモデルという、話題性だけで十二分にある期待のヨーヨーである。2021年福袋に謎のチタンヨーヨーとして入っていた物が実はこれで、リワインドが企画したサプライズであった。福袋のみの刻印なしバージョンは今となってはレアな物となった。

僕が何か語るよりもこちらの記事商品ページを読んでいただくほうが圧倒的にメタヴィティについて分かりやすいので、今回は渋谷店での様子をお伝えしたいと思う。
率直に言って、2021年初頭にして今年のベストヨーヨーなんじゃないかと思うほど、とにかく良い。スタッフが「良い」と言うだけでなく、サンプルを触ったお客様も口を揃えて「良い」と言う満足度の高いチタンヨーヨーだ。語彙力を無くすほどの良さ。メタヴィティを一度使えば、ヨーヨーの新たな扉を開くことになるだろう。

一つだけ補足しておくと、チタンのヨーヨーほどメーカーの個性が色濃く出る物もなく、ムスタングクラウンTiシャクシャインブロス000チタンのアングラムシリーズなどにはそれぞれの個性があり、比べるのも野暮かもしれない。メタヴィティは、あくまでもヨーヨーファクトリーとSUSが出した回答という所ではあるのだが、チタンであるポテンシャルを最大限に引き出したヨーヨーだということは言える。羽角選手と德渕選手、僕らスタッフやお客様が大絶賛する理由は、使えば一瞬で分かるはず。


iYoYo「インパクト」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#120】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回の新型アイスバーグに続いて、第120回はiYoYoのインパクトです。

昨年iYoYoからある日届いたバイメタルヨーヨーのサンプルがインパクトのプロトタイプだった。性能の良さに期待が高まり、今年に入ってから製品版が正式にリリース。これまでバイメタルモデルをいくつか製作してきたiYoYoにとっても力作となり、同社の現在の主役級のヨーヨーとなっている。

主役級というゆえんは、幅広のミッドシップウェイトという絶妙なバランスにある。回転力だけを求めるなら一番外側にウェイトを付ければ良いが、ミッドシップにすることでコントロール性が向上する。しかし、幅の狭いヨーヨーだと重量配分が中心によりすぎてしまう。その点、インパクトは元々の幅が広いため、ミッドシップにしても回転力と操作性のバランスが良く、ヨーヨーとしてのトータルバランスが良い塩梅に保たれている。

バランスの良さをベースとしながらも、如実な特徴として表れているのが「重さ」である。使ってみた時の第一印象としては、なかなかヘビーで手ごたえのある重量感と、何物も寄せ付けないようなソリッド感が伝わってくる。臆することなく投げ出せば、インパクトの持つパワーと存在感がプレイヤーを手助けしてくれる。力任せで大味なのかと言えばそうでもなくて、緻密な設計の上にあるからこその使いやすさがそこにはある。


iYoYo「新型アイスバーグ」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#119】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回のフリーハンド ONE ALに続いて、第119回はiYoYoの新型アイスバーグです。

iYoYoのアイスバーグが新しくなった。金リム(金色のリムではなく、金属リム+プラスチックボディを指す)機種の製作を得意とするiYoYoの中でも特に人気の高かったアイスバーグの第二世代版という位置にある。これまでのアイスバーグはアイスバーグクラシックと名前を変え、新型と旧型どちらもラインナップとして並んでいる。

新型アイスバーグは本体幅が約46mmなので、ナイトムーブズXとかなり近い数値になっている。見方を変えれば、iYoYoのワイド系金リム機種は、Hプロファイルが好きならアイスバーグストレートが好きならばナイトムーブズXと選ぶことのできるツートップが出来上がった。ワイドになり、なおかつ軽い操作性も実現し、かなり最近のトレンドを意識した物となっている。メーカーの選択肢を広げればC3のルークなんかもトレンドを抑えた物なので、比較対象として検討してみると良いだろう。

旧型(左)と新型(右)

もちろんアイスバーグクラシックの方が良いという人もいると思うし、これはこれで存在意義がある。幅の狭さが活かされる場面もあったり、縦方向に回転力が加わりやすいためクラシックの方がスリープの伸びもある。ただ、それらを踏まえた上でワイド化に踏み切った新型アイスバーグは、良い物をより良くしようというiYoYoの挑戦である。クラシックが好きな人にも、まだ金リム機種を使ったことのない人にも、金リム機種の(そしてiYoYoの)真骨頂だとオススメできる。


ダンカン「フリーハンド ONE AL」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#118】

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前回のキティストリング ファーストクラスに続いて、第118回はDUNCANのフリーハンド ONE ALです。

一時代を築いたダンカンのフリーハンドは、世界中にファンがいるためモデルチェンジを繰り返したり、様々な派生モデルが作られてきた。現在買える物だとフリーハンドネクストジェンがフリーハンドの直系機種となっている。ただ、ファンに一番支持されているのはオリジナルの初代フリーハンドだろう。きっと思い出補正もあると思うが、ステルスレイダー時代に終止符を打った1Aヨーヨーの中でも、特に時代の立役者になったヨーヨーと言って良い。ストリングトリックの飛躍的な進歩に貢献した革新的なヨーヨーだった。

フリーハンド誕生から今年で20周年。フリーハンドALで20周年を記念した限定ロゴバージョンが発売されたが、今作フリーハンド ONE ALの発売自体が20周年の節目にふさわしいサプライズかもしれない。(もちろんフリーハンド ONE ALの20周年ロゴもある。)初代フリーハンドの特徴であったお手本のようなラウンド形状と、サイドキャップが付いている仕様をそのままメタルにし、フリーハンドALの「良いヨーヨーだけどこの形状じゃないんだよな…」というスプーン小さじ1杯分くらいの不満を解消してくれた。

昨今のメタルヨーヨーの中でも「中空構造」という特殊な機構の物が再注目されるようになってきいるが、サイドキャップのあるフリーハンド ONE ALも同様の中空構造と言える。厳密にはキャップとボディは接合されていないが、かなりガッチリとはまっているため、フィーリングは完全に中空ヨーヨーだ。メタルなのにやわらかく、フワッと軽く、優しい感触。20年前に王道と言われたヨーヨーは懐かしくもあり、今の時代には逆に新鮮な気もしてくるから不思議なもの。原点回帰というだけの物ではなく、2021年のヨーヨーシーンにしっかりとその存在感を放っている。


キティストリング「ファーストクラス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#117】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回のゼファー2に続いて、第117回はキティストリングのファーストクラスです。

先日の酔う酔うナイトでは、オーナーのヒロコバさんが出演してくれたので、そちらも併せてご覧ください。

2020年、キティストリング(Kスト)の活動拠点がフィリピンから日本に移ることとなり、今後は日本製になる…というニュースが舞い込んだ。10年以上に渡ってメイドインフィリピンの競技向けストリングとして世界シェアNo.1を誇っていたKストの大変革に、期待と不安が入り混じりながらも、オーナーのヒロコバくんが改悪するようなことはないと信頼を置いていた。結果的に、今回の新Kストはすごく良い。安直な感想だけどすごく良い。(大事なことなので2回言う)

新装されたパッケージは、titifreakさんとHibariさんという2名のデザイナーによるデザインで、ストリングを束ねるバンドも使い勝手の良いアイデア商品だった。そして、それらより画期的で斬新だったのが、Inverse(インバース)という新技術の投入だ。これまでヨーヨーのストリングと言えば硬い・柔らかいの違いや糸の飛び具合などに注目されがちだったが、1本のストリングの中に「ヨーヨー取り付けエリア」と「トリックプレイエリア」の張力を変えるという発想は、さすが競技ヨーヨーストリングのパイオニアである。この辺は商品ページに詳しく書いているのでそちらを参考に見ていただければと思う。

気になる使用感だが、一言で言うなら超万能型。今までのKストは「キティストリング クラシック」という名称に変わっていて、それと比べるとトレンドに合わせて全体的にやや太くなっている。ノーマルはTheスタンダードといった感じで、割とどんなヨーヨーにも合うと思う。リワインドインストラクターの高見くんいわく、ルーピング用にも使いやすいそうだ。ファットは一番の主流となるであろう太さで、1Aで使いたいけどどれを選べば良いか悩んでる方はファットがおすすめ。XLは戻り重視となるので3Aなどにおすすめ。糸の飛び具合は、飛び過ぎず・飛ばなさすぎずの良い塩梅。硬さはやや硬めで張りがある。(←あくまで個人の感想)
そんな王道なポジションにあるため、また同じことを2度言うけど「超万能型」だ。ストリングというヨーヨーの生命線を作り続けてきたキティストリングだからこそ、直球勝負で新たな活路を見出している。


スローレボリューション「ゼファー2」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#116】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

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前回のリコグニッションに続いて、第116回はThrowRevolutionのゼファー2です。

2011年1A部門世界チャンピオンのマーカス・コウ選手は、自身の経験を基に、2015年にヨーヨーブランド「スローレボリューション」を立ち上げた。競技選手である彼が作るヨーヨーはやはり競技志向の強い物が多く、デザインもアートワークも特段派手な所はないが、使ってみると良さを実感できる。そんなスローレボリューションからリリースされた「ゼファー2」も例外ではない。

ゼファー2はモノメタルヨーヨー「ゼファー」のバイメタル版なのだが、大幅な基本性能向上を図り、至って正統派なバイメタルヨーヨーとして出来上がった。A7075ボディ+ステンレスリムという強固な作りによって、申し分ない回転力とスリープの伸び、そして安定性の高さをストリング伝いにダイレクトに感じ取れるのが魅力。それでいて、モノメタルのゼファーゆずりの動かしやすさや奥底にある柔和な感じも相まって、かなり完成度が高い。スローレボリューションに馴染みのない人には、「スロレボっぽさ」を知ってもらう一番良い機種だろう。

ここからは余談。個人的には「ゼファー(Zephyr)」という名前はカワサキのバイクを連想してしまうが、力強く、物凄く速いイメージはヨーヨーにも当てはまる。だが調べてみると、Zephyrの本来の意味はギリシア神話の西風神「ゼピュロス」のこと。英語では「西風」のことで、「そよ風」や「優しい風」いった意味があるそうだ。カワサキのバイクは、工場のあった関西から業界に吹く西風という意味合いもあったとか。イメージとは真逆のようで意外だったが、パワフルさの中に優しさ・繊細さがあるという意味では案外ピッタリなネーミングなのかもしれない。