ヨーヨーファクトリー「ゾディアック」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#094】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のワントゥーワンに続いて、第94回はYoYoFactoryのゾディアックです。

1Aのヨーヨーは、プラスチック→モノメタル→バイメタルの順に性能がアップするイメージをお持ちの方が多いと思う。大まかにはその認識で間違っていないが、「良いヨーヨー」の定義は人それぞれ違って、客観的に見ても「これにはこれの良さがある」と、曖昧な答えになることがある。リワインドでは、練習に向いてないと判断した物は「コレクションモデル」と位置付けていて、最近発売されたヨーヨーファクトリーの「ゾディアック」も初心者が迷わないようにコレクションモデルとさせてもらっている。が、完全なるコレクション向けという訳ではなく、「使って楽しいヨーヨー」である。

ヨーヨーメーカーは常により良いヨーヨーをリリースすべく、様々なヨーヨーを開発している。精度が高くよく回り、安定感があり、コントロールもしやすい…そんな各ステータスをいかに高くするか、どうバランスを取るかを求めているが、それだけでは図れないものもある。投げ出しの柔らかさやマイルドな操作感等、回りすぎないことのメリットもあって、そのメリットに最大限振れていくと、ゾディアックのようなヨーヨーが完成する。コンフュージョンコンフュージョンGT888GTのようなコンセプトのもと製作されているのだが、こういう「遊べるヨーヨー」をリリースするのはヨーヨーファクトリーならでは。

ヨーヨー本来の引いて戻すことの楽しさや、肩肘張らずに使える癒しのヨーヨー、ゾディアック。メーカー公式コメントとしても、「ポケットに入れて持ち歩いて、いっぱい使い込んでね!」といったニュアンスのことを言っている。また、引き戻し用の薄型ベアリングも付属されているが、ワイドベアリング(通常のサイズCベアリング)での使用が推奨されている。2020年のヨーヨー業界において、原点回帰か新鮮さか、人によって感じ方も違うと思うが、トレンドに背を向けたヨーヨーだから味わえる面白さがそこにはある。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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