ワンドロップ「ワントゥーワン」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#093】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のラディウス7068に続いて、第93回はOneDropのワントゥーワン (1to1)です。

リワインド渋谷店の伊藤が「ito one」と言っていたワントゥーワン。見た目のインパクトがまずスゴい。直径と幅が同じ(比率が1対1)という珍しいヨーヨーで、ここまで幅が広いとどうしてもブレが出やすい問題もあり、なかなか作られることがない。過去に同じコンセプトの物がなかった訳ではないが、幅が広いからと言って実戦向きでもなく、この設計に挑戦するメーカーはほとんどなかった。2019年、ワンドロップがその無茶な設計に挑んだ。

ワンドロップの公式コメントによると、近年のヨーヨーの直径と幅の比率の平均は、幅が直径の70%~80%という物が多く、幅が広い物だとシュガーグライダーの84%、狭い物だとディープステートの50%とのこと。100%のワントゥーワンは、直径・幅共に約53mmという凄まじいスペックとなっている。幅の広さはトラピーズの成功率向上に繋がるが、広ければ良いというものでもない。前述の通り、とてもじゃないがコンテストユースではないし、初めてヨーヨーを買おうとしている人に勧められる機種ではない。だがしかし、ワントゥーワンは良いヨーヨーだ。こういうヨーヨーがあってこそ、ヨーヨーの奥深さを知ることができる。

ワントゥーワンの魅力は、唯一無二なこと。「ありきたり」という言葉から限りなく遠く、星の数ほどあるヨーヨーの中でも、他に形容できない魅力を持つ。ヨーヨーの沼にハマった人にとっては、未体験の大きな衝撃と新鮮さを体感できる逸品だ。今まで使ったことのないタイプのヨーヨーを使うと、今まで出来なかったことが出来たりして、とにかく面白い。コレクション向けのコンセプトモデルという位置付けだが、こんなヨーヨーこそぜひ使って楽しんでもらいたい。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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