C3ヨーヨーデザイン「ラディウス7068」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#092】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のピクセルベアリングに続いて、第92回はC3yoyodesignのラディウス7068です。

昨今のヨーヨーの進化はめまぐるしいものがあるが、第1期ハイパーヨーヨーブーム以降の20年で進化を加速させたものは、精度の高い金属製モデルの台頭…いわゆる「メタルヨーヨー」が市民権を得たことだと言っても良いだろう。その多くはアルミニウムの削り出しで出来ていて、A6061という種類のアルミが使われていることがほとんどだった。その他にA7075やA7068といった種類のアルミも使われるようになった。種類が違うだけで設計の根本を変えることができるが、どれが一番良いという物でもなく、それぞれの良さがある。

前置きが長くなったが本題に入る。2016・2017年1A部門世界チャンピオン、新谷紫恩選手のシグネチャーモデルであるC3ヨーヨーデザインの初代ラディウスは、A7075で製作された。モノメタルで出来うる限りのノウハウを詰め込んだハイエンドモデルで、価格もそれなりに高かった。その後、A6061版のラディウスネクサスが発売され、価格はかなりリーズナブルになって手に取りやすくなった。そして、2016年以降ヨーヨー業界に急速に広まったA7068で製作されたラディウス7068は、現在のC3の看板機種として人気を集めている。

A7068について調べてもあまり情報がない。なので、A7068のメリット・デメリットがどこまであるのか、正直に言って詳しく説明できるわけではない。使用感でしかレビュー出来ないのだが、一言で表すと、軽快でしなやかさを持っているのがラディウスネクサス、装甲をまとった戦艦のような強さを持っているのがラディウス7068。(だいぶ個人的な意見だけど。)こう言うと重たい感じがするのかな?と思われそうだが、実際には重量はほぼ変わっていなくて、むしろ操作性を失うことなく総合的にレベルアップしている印象がある。素材が違い、わずかな修正を行うことで、ものすごく大きな差が出て別物のヨーヨーとなる。そのわずかな差を突き詰めて、こだわって、熱意を持って製作している。ラディウス7068というヨーヨーから、その熱意を感じ取ってほしい。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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