CLYW x iYoYo「ピクセルベアリング」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#091】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のギャラクシーダイバーに続いて、第91回はCLYW x iYoYoのピクセルベアリングです。

カナダのCLYWとドイツのiYoYoという二社によるコラボレーション企画として開発されたピクセルベアリングは、ありそうでなかった意外なコラボという事と、それまでにない8段ステップの形状のベアリングという事で話題になった。元々はiYoYoのオーナーDave Geigle氏のアイデアから始まり、両社が求めていた理想のベアリングは2016年に完成しリリースされた。

少し脱線するが、ヨーヨーのベアリングに革命が起きたのは、2002~2003年頃。アメリカのDif-e-Yo社がカーブ形状のコンケイブベアリングを開発した時だ。ストリングがヨーヨー本体に干渉しないようになったことで、飛躍的に使いやすさがアップした。その後、様々なメーカーが試行錯誤しながらべリングを開発してきたが、ストリングが中心に寄りすぎると滑りが悪くなる弊害もあり、「ちょうど良い塩梅」のベアリングを探求してきた背景がある。今回のピクセルベアリングは、なだらかなカーブに8段という細かな段差つけて加工したことで、まさに「ちょうど良い塩梅」に仕上がっている。

2020年、ピクセルベアリングは作り方が根本から見直されて製造工場も変わり、新型としてリニューアルされた。基本的な形状は同じだが、ベアリングその物の精度が向上しているそうだ。実際に使ってみても、確かに以前と少し違う。個人的な感想ではあるが、カチッとした剛性感に加え、どことなく軽さがあり、ストリングの上をヨーヨーがスルスルと走っていくような滑らかさも感じる。ヨーヨーの心臓部とも言えるベアリングは、選ぶ物によってヨーヨーその物の使用感が変わるため、ベアリングにこだわりのない人にもぜひ一度使っていただきたい。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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