ダンカン「カウンターパンチ」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#074】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のソチストリングに続いて、第74回はDUNCANのカウンターパンチです。

ダンカンの現行のラインナップで、一番影が薄いんじゃないかと思うヨーヨーがある。それは誰のシグネチャーモデルでもなく、最新型のバイメタルでもなく、奇抜な形状をしている訳でもない、ダンカンの「カウンターパンチ」だ。4,990円という安価で目立った特徴のないモノメタルヨーヨーだが、2018年に発売されてから今に至るまで継続的に販売され続けている。そんな影の薄い存在にしておくのはもったいないと思うほど実は良いヨーヨーなので紹介したい。

ダンカンで同じ4,990円の「オービット」はTal Mordoch選手のシグネチャーモデルということもあるし、なかなか評判も良い。しかし、カウンターパンチは、そもそも持ってる人が少ない。少ないから口コミも広がりにくいし、渋谷店の事情を言うと、お店に試し振り用のサンプルも無いので使ってから買うということも出来ない。悪循環のようになっているが、その実、コストパフォーマンスが高くて使いやすいヨーヨーだったりする。2020年4月14日現在、当店にある4,990円のヨーヨーだけを並べてみると、カウンターパンチは実践向きな機種として間違いなく上位だろう。一昔前なら1万円弱はしたと思う。個人的には、もっと評価されても良いのにな…と思うヨーヨーのひとつ。

持ってる人が少ないと書いたが、その数少ない持ち主達からは「良かった」という感想を聞く。特徴がないのが特徴とも言うべきか、オールマイティーで万人受けする優等生のようなヨーヨーだ。ターニングポイントのリヴァイアサンシリーズを彷彿とさせるようなシンプルなステップラウンド形状は、競技向け機種としては王道中の王道といった形状で、サイズ感も重量感も標準的。バランスよくまとめあげた、純粋に性能を重視して作られたヨーヨーなので、「ど真ん中」なヨーヨーが欲しければ候補に入れてほしい。もし初めてのフルメタルヨーヨーを何にしようか悩んでいるのであれば、選択肢のひとつに入れても良いと思う。期待値が低かったプレイヤーにとっては、重いカウンターパンチを食らだろう。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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