マウル「フレックス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#085】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のスカイヴァに続いて、第85回はMowlのフレックスです。

マウルのプロデューサーである奥山瑛二氏は、競技者として世界大会で二度も優勝している。その二度のタイトルはいずれも4A部門。つまりオフストリングだ。奥山氏はオフストリング黎明期から活躍し、「エイジリジェネ」というトリックを開発したことでも知られている。そんな彼がプロデュースするブランドのオフストリングヨーヨーとなれば、生半可な物は作れない。そんな中で完成したマウルの最初のオフストヨーヨー「アナーキー」は、多くのプレイヤーの期待に応え、とても評判が良かった。

マウルのオフストヨーヨー第2作目、アルマジロのロゴがアイコンとなっている「フレックス」は、マウルのアンバサダーであるチェコの4Aプレイヤー、Fery Procházka選手のシグネチャーモデル。Fery選手は十代の若さでEYYC(ヨーロッパ大会)を連覇し、チェコ大会でも優勝している。YouTubeにある彼のビデオをぜひ観てほしいのだが、トリックのレベルがとにかく高い。世界トップクラスの実力を持つ彼の武器として誕生したフレックスは、高難度のトリックを可能にするパフォーマンスを発揮してくれる。

ラウンドを基調としたHプロファイルだったアナーキーに対して、フレックスはシャープな形状だ。そして何より、手に持った時に感じる「大きさ・幅の広さ」がフレックス最大の強みと言える。そのサイズのおかげで、リスキーなトリックも決まりやすい。大きな斧を振り下ろすかのごとく、ありとあらゆる物をなぎ倒す強力な一撃を放つヨーヨー。そんなイメージを持ちつつも、意外にも軽やかで、ふわりと宙を舞うような滞空時間を体感することもできる。クセがありそうで実はプレイアビリティが高く、直観的な操作ができるのがフレックスの真骨頂かもしれない。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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