あなたの知らないハイエンドヨーヨーの世界

「高いヨーヨーって何が違うの?なんでそんなに高いの?」

よく聞かれるこの質問にお答えします!

 

リワインドで取り扱ってるヨーヨー本体を価格順に並べたところを見ていただくと、数万円するヨーヨーが目に入ると思います。

一番高価な物だと「アングラム アポジー」というヨーヨー。¥91,800もします。(現在は完売)

 

まず、ヨーヨーの素材によるレベルの違いをざっくりと説明すると、

プラスチック<モノメタル<バイメタル<チタン

性能も価格も、大体この順番で高くなっていきます。(必ず全部がそうという訳ではありません)

■プラスチックヨーヨー

(左から、ワンスタースピーダホリックXXループ720
昔からあるオーソドックスな物で、初心者向け・子供向けの物が多いです。ルーピングモデルは初心者向け~上級者向けまでほぼ全てがプラスチック。また、プラスチックのバインドヨーヨーなんかは、ある程度トリックが出来る人が普段使い用として使用することも。金属に比べてやわらかい素材なので壊れやすいのがデメリットですが、安価なのと、温かみがあるのがプラ機種の良いところ。

■モノメタルヨーヨー(アルミニウム)

(左から、シャッターセントエルモクラウン
単一金属と言う意味ではオールチタン製の物もそうなんですが、ここでは主にアルミニウム合金で作られた物ということで解説します。厳密にはアルミの中にもA6061やA7068といった種類がいくつかあります。現在販売されているヨーヨーの中で一番種類が多くて、バインド入門機種~上級者が使用する物までたくさんあります。

■バイメタルヨーヨー

(左から、フラッシュバックアングラムピナクルシャッターバイメタル
2種類の金属を組み合わせて作られたヨーヨーのこと。アルミ+ステンレスの物が多いですが、真ちゅうやチタンが使われることもあります。外周にステンレス等を使うことで、モノメタル以上の回転力や安定性を得ることができる競技志向の強いヨーヨーです。いわゆるハイエンドヨーヨーと呼ばれるヨーヨーはこの辺のライン以上を指すことが多いです。

■チタンヨーヨー

(左から、フォッシルタイタニック朱雀
その名の通りチタンで作られたヨーヨー。チタンという素材はアルミよりも加工が難しく、製造コストもかかってしまうので高価な物が多いです。硬いぶん丈夫なのも特徴。回転しているチタンヨーヨーをアスファルトに付けると、火花が散ります!正真正銘のハイエンドヨーヨーですね。
ちなみに、チタンにステンレスが付いたバイメタルなんていう高級品も存在します。

 

製造方法、生産数、生産地、精度、表面処理の仕方などで価格は変動しますが、おおよその認識としてはこんな感じです。

 

では、ハイエンドヨーヨーは何が良いのか?(何がプラスチックやモノメタルと違うのか?)

ずばり、性能の高さや使い心地です。

モノメタルが乗用車だとすると、バイメタルはスポーツカー、チタンはF1カーみたいな物だと思えばイメージしやすいかも。

圧倒的な回転力、安定感、スリープの伸び、そして何よりハイエンドヨーヨーを手にした時の満足感は何とも言えません。

特に、チタンヨーヨーのフィーリングは、手にした人だけが味わえる至福のひと時です!

もちろん、プラスチックにはプラスチックの良さがあったり、バイメタルは「回転が強すぎて、引っ張られる感じがして苦手」という方もいます。必ずしもチタンだから最高という訳でもありません。世界大会の歴代の1A部門チャンピオンの使用機種を見ると、意外とモノメタル使用率が高かったりします。

どれにも個性があり、フィーリングも異なるので、なるべく色々な種類を手に取って試してみてほしいと思います。そして、やっぱり一度はチタン使ってほしいな~…というのが、個人的な意見です!

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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