C3ヨーヨーデザイン「イニシエーター」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#082】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のエッジビヨンドに続いて、第82回はC3yoyodesignのイニシエーターです。

1Aヨーヨーの膨大な種類の多さに対して、ルーピングヨーヨーの選択肢はまだまだ多くない。それでも昔に比べたら種類は増えた。ヨーヨーファクトリーのループ720ループ2020、サムシングのLP、JPLSのループアップといった人気機種はどれも扱いやすく、ルーピングトリックの練習をするのに最適な性能を持っている。それらに並んで人気なのが、C3ヨーヨーデザインのルーピング機種「イニシエーター」だ。

イニシエーターが初めて公式に販売されたのは、2015年世界大会で先行発売された時で、即完売していた。当時、世界チャンピオンの山本拓馬選手が開発協力をし、香港チャンピオンのChan Chun Hey選手がテスターとして参加。ナイスぺ至上主義のような風潮を覆す勢いであった。性能としては申し分なく、ループの操作性も良かったが、耐久性に乏しかったり、改善の予知はまだまだあった。それから幾度となくテストを重ね、新型が発売された。しかしその後もマイナーチェンジを重ね、2019年に再びリニューアルされて現在発売中の現行品となる。

では、イニシエーターの何が良くて何が他のルーピング機種と違うのか。ボディ形状は古典的な丸い形状、いわゆるレイダー形状だが、ギャップ幅が狭いのがトレンドなのに対し、イニシエーターはギャップ幅がわずかに広いのが他と違う点。もちろんレイダーほど広くはないが、ストリングの干渉を受けずに長時間のスリープを実現している。そして、スペーサーによるセッティングが可能で、別売りのスペーサーも合わせれば3種類のスペーサーがあり、それらも組み合わせることで十数パターンのセッティングが出来る。

ただ、これはギャップ幅を調整するというよりは、スペーサーの当たり具合で戻りが強弱が変わってくる。なんのこっちゃ?という方は、エッジグロウイエロー(山下諒EDITION)かピンク/ブラックキャップ(藤原大和EDITION)を手にしてほしい。その2機種には、ゴールドのスペーサーが予備でついていて、100円だけ高いがお買い得だと思う。個人的なオススメはこのゴールドスペーサー両面装着でKストリングノーマルか、場合によってはFATでもあり。ルーピングヨーヨーの新たな新境地が開かれていく。その手で、その目で確かめてほしい。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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