【ヨーヨープレイヤー紹介#001】中村名人(中村謙一さん)【ハイパーヨーヨー】

こんにちは。リワインドスタッフのアルこと荒牧淳です。

リワインドのブログでは普段『ピックアップアイテムFROM渋谷店』を定期的に投稿していますが、『ヨーヨープレイヤー紹介』という、新しいブログコンテンツを不定期で始めたいと思います。

普段自分がヨーヨープレイヤーについて調べたりする際、意外と情報がなかったりすることに気付いて、それならば自分でプレイヤー紹介記事を書いてみてはどうかな?と思ったのがきっかけです。

今後紹介していくプレイヤーが、自分の交友関係や知ってる知識に左右されるため偏ってしまうかもしれませんが、「こういうプレイヤーがいるのか~」「この人はこんな経歴があったのか~」と新たな発見の手助けになればうれしいです。

という訳で、まずは第1回。最初はこの人と決めていました…

中村名人!!

■中村名人

本名、中村謙一(ナカムラケンイチ)。1971年8月19日生まれ。1980年代のコカ・コーラヨーヨーブームでヨーヨーを始め、小学生だった中村少年は、町の大会で優勝するほどの腕前でした。1990年代半ば、たまたま読んでいた車雑誌に載っていたヨメガ「ブレイン」を知ったのをきっかけにヨーヨーを本格的に再開します。しばらくは仕事の同僚だった田嶋弘氏(THPメンバー/タジマバウンドの考案者)と共に練習する日々を過ごしていました。

その頃は「ヨーヨーと言えば子供のおもちゃ」、「コーラのヨーヨーが流行ってたね」、くらいの世間の認知度。もちろん「ヨーヨー業界」という業界そのものがまだ無かった時代です。インターネットも普及していない状況で、少ない情報を頼りに、ある日ヨーヨーのパフォーマンスイベントがあることを知り見に行きます。そこで、ハワイを拠点に活動するTHP(チームハイパフォーマンス)のメンバーと運命的な出会いを果たし、その後テストに合格してTHPの日本人メンバー第一号として加入します。

1996年、THPの創設者アラン・ナガオ氏から「バンダイと提携して日本で新しくヨーヨーを発売する」と言われ、日本人メンバーであった中村名人は、バンダイのデモンストレーターとしてプロモーションをすることに。そして1997年春、ハイパーヨーヨーが発売され、次第に大きなブームとなっていきます。

いちプレイヤーだった中村謙一氏は「中村名人」としてメインキャラクターを務め、当時の小学生なら皆憧れるようなカリスマ的な存在となりました。同じTHPのアレックス・ガルシアらと、日本のみならず世界中をツアーで周り、各地でデモンストレーションを行ったり、テレビ・雑誌等のメディア出演をこなす超多忙な毎日を送っていたそうです。

ブーム時にあった漫画『超速スピナー』や『燃えろ!スピナー』では本人役として出演し、漫画の一コマである「ストリングプレイ、スパイダーベイビー!!」はネット上で有名になり、「中村名人と言えばスパイダーベイビー」というイメージを持つ人も多いはず。

日本一有名で多忙なヨーヨープレイヤーだった中村名人ですが、ハイパーヨーヨーブームは1999〜2000年頃終息してしまいます。その後は少しヨーヨー界と距離を置いた時期もありましたが、現在ではティーチングや大会のジャッジなどでヨーヨーに携わり、誰もが憧れた「中村名人」は唯一無二な存在として、ヨーヨー界のレジェンドであることに間違いありません。

リワインド的な繋がりで言えば、ヨーヨーカンパニーが主催するイベントでデモンストレーターとして出演していただいだり、リワインドTV等にゲスト出演していただいたり、さらにはリワインド渋谷店の立ち上げ時に店内の内装を手伝っていただいたり(笑)
普段から本当にお世話になってます。(中村名人、いつもありがとうございます!)

主なタイトル:
1997年世界大会 マスターズ部門準優勝


過去2回、リワインドの情報配信コンテンツ『リワインドラジオ』と『リワインドTV』に、中村名人をゲストとしてお迎えしました。貴重なお話が聞けるので、ぜひチェックしてください!

2020/2/24『リワインドラジオ』(ゲスト:中村名人)

2013/08/22『リワインドTV』(ゲスト:中村名人)

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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