リワインド渋谷店店長のアルです!
前回のマサチビに続いて、第386回はC3ヨーヨーデザインのムーブエイペックスです。

C3ヨーヨーデザインの全てのラインナップの中でも、2015年にリリースされた「ムーブ」は特に印象に残っているヨーヨーのひとつだ。その前に出た「モビテーション」あたりから、シグネプレイヤーであるEthan Wong Wing Hang選手(通称MOMO)の活躍などもあり、フィンガースピンをヨーヨーのトリックジャンルとして確立する一端を担っていたが、「ムーブ」の登場でそれをさらに推し進めたのは間違いないだろう。C3のその後の方向性を決定づけた記念碑的なヨーヨーと言っても過言ではない。これでフィンガースピンを覚えたというプレイヤーも多いことだろう。長年やっているプレイヤーにとっては、フィンガースピンの流行と共に「ムーブ」というヨーヨーがあったことは、持っていなくても覚えているのではないかと思う。

そんなメーカーのキーとなるようなヨーヨーが帰って来た。リワインド渋谷店10周年を記念して、C3へのリクエストという形で開発された後継機が「ムーブエイペックス」だ。リクエストの段階で「ムーブ」も発売から10年の節目を迎え、周りを見渡せばフィンガースピンやDNA対応モデルが溢れる状況になっていた。そんな中、今一度フィンガースピン対応モデルの本丸とも呼べるヨーヨーを、2026年のヨーヨーとして復活させることは自然な流れでもあった。2026年3月のリワインド周年記念イベントで先行リリースするべく渋谷エディションも製作して頂き、5月に通常版がリリースされ、このプロジェクトは一旦完結となるが、本当に完結するのはユーザーが手に取って、練習し、フィンガースピンや様々なトリックを楽しむまでである。

「ムーブエイペックス」は、モノメタルヨーヨーにプラスチック製のフィンガースピンキャップが装着されている構造となっている(固定されているため脱着は不可)。これまではメタルヨーヨーでフィンガースピンがやりやすい機種は?と聞かれて「意外と少ない」と答えることが多々あったのだが、今後は即答でこれを勧められるほど良いプロダクトだ。ヨーヨー自体の性能とフィンガースピンのやりやすさの両立だけでなく、「クラウン」にも似たプロファイルや2ピース構造ながら価格も抑えられているため、比較的バインドヨーヨーの入門としても選択肢に入れて良いと思う。初めてメタルヨーヨー買ってみたいけど、フィンガースピンもやってみたい!という人にはオススメ。もちろん、ベテランのプライヤーも楽しめるので、幅広い層に受け入れられるだろう。

