リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のR-タイプに続いて、第195回はYoYoFactoryのスイッチブレードです。
ヨーヨーファクトリーのスポンサードチームには、世界チャンピオンや各国のナショナルチャンピオンが多く在籍しているが、海外の選手だと馴染みのない選手も少なくないだろう。
「R-タイプ」のシグネチャーエディションも記憶に新しいチェコチャンピオンのマトウシュ・トメシュ (Matouš Tomeš)選手とブラジルチャンピオンのダニエル・ボージズ (Daniel Borges)選手なんかも日本ではあまり知られていなかったりするが、マイケル・マリック (Michael Malík)選手のことも、知らないという方多いのではないだろうか。
マイケル選手は2016年~2019年のチェコ大会で4連覇している実力者で、過去に「ブレイド」と「ブレイド 2.0 プロトタイプ」という2つのシグネチャーモデルが発売されている。
今回の「スイッチブレード」は、それらの後継機であり、彼のシグネチャーモデルとしては初のバイメタル機種である。最前線で戦う選手の武器として申し分ないポテンシャルを持っている。
振った最初の感想としては、インナー型バイメタルの良いところがしっかりと出ている。モノメタルのようなやわらかい使用感を保ちながらも、ステンレスウェイトによるパワーや安定性の向上を実現し、派手さはないがしっかりとした手応えや満足感を感じられる。完全な主観だが、どことなくSFヨーヨーの「SSステートメント」のような方向性を感じられるフィーリングが心地よく、ヨーヨーファクトリーの意外な一面を垣間見ることのできるヨーヨーだ。