ダンカン「イグジット8」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#075】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のカウンターパンチに続いて、第75回はDUNCANのイグジット8です。

今から9年前、同名の初代イグジット8が発売された。当時ダンカンが実戦向きヨーヨーのシリーズとして展開していたスクリーミングイーグルシリーズのひとつとして誕生し、そのシリーズの中でも評価が高かったが、一度きりの生産で終了してしまったと記憶している。ダンカンクルーUSA(現チームダンカン)のメンバーであるTakeshi Kamisato氏のシグネチャーモデルとして作られたが、Takeshi氏自身が大会に出場するタイプの人ではなく、大会でイグジット8を使用する選手も少なかった。そんな不遇なヨーヨーだったが、2019年に再び日の目を見ることになる。

新型イグジット8は、初代のボディ形状はある程度継承されつつ、まさかのバイメタル化。A7075ボディにミッドシップウェイトのステンレスリムが特徴のアンダーサイズモデル。初代とはまったく別物となっていた。日本では2019JN(全国大会)でグラスホッパーGTXメタルドリフターXLと一緒に先行販売されたが、渋谷店スタッフの中では「イグジット8良いぞ!」と、話題になった。実機を触ったお客様の反応も良く、迷彩カラーは早い段階で完売した。後日、正式発売された後、渋谷店でも同様に評判は良かった。

ステンレスリムが外周ではなく内側寄りなミッドシップウェイト構造ということもあり、見た目から想像できる性能面では期待が低い人もいそうだが、実際に使えば期待の上を行く性能に驚くはず。アンダーサイズであることによってパワー不足になりがちなディスアドバンテージをバイメタル構造によってしっかりと補い、回転力を保ち、それでいて操作性の良さを最大限に活かしている。「使いやすい」と直観的に感じる仕上がりだ。どちらかと言えばラウンド形状のような丸みのある見た目だが、持った感じもトリックをしている時も、いろんな意味で実はシャープで硬さのある、芯の通ったヨーヨーだ。

最後にひとつ豆知識。このイグジット8という名前は、ハワイの高速道路の8番出口(Exit 8)に由来されているそう。ただ、Takeshi氏はインディアナポリス州の人だし、ダンカン本社はオハイオ州にあるし、なぜその名前を付けたのかまでは分からないので、知っている人いたら教えてほしい。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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