C3ヨーヨーデザイン「バーサーカーマックス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#069】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のモーティブに続いて、第69回はC3yoyodesignのバーサーカーマックスです。

どのメーカーにもフラッグシップモデルとなるヨーヨーがあるが、メーカーとしての歴が浅かったりラインナップが少なかったりすると「このメーカーのフラッグシップモデルはこれです!」と、1つあるくらいだったりする。逆に、歴が長かったりラインナップの多い大手メーカーだと、2つや3つ、それ以上あることも。昨年、ブランド設立10周年を迎え多数のヨーヨーを世に出してきたC3ヨーヨーデザインで言えば、代表するモデルとしてクラウンを挙げる人が多いかもしれない。しかし、C3を語る上で重要なヨーヨーと言えば「バーサーカー」シリーズも欠かすことができない。

ピックアップアイテム#10のオムニトロンの時にも触れているが、C3のチームに所属するPeter Pong Si Yee選手が、2012年EYYC(ヨーロッパ大会)オープン部門で優勝した時に使用していたのが初代バーサーカーで、それはC3にとって大きな転機となった。バーサーカーシリーズは、C3にとって良きパートナーのような存在なのだ。これまで初代バーサーカーから始まり、バーサーカーRX、バーサーカーSSとアップデートを重ねてきて、2019年に最新版となるバーサーカーマックスがリリースされた。「マックス」という言葉が指し示す通り、最大・極限という、まさにバーサーカーシリーズの最大値となる渾身の作品だ。

バイメタルモデルが普及してきた昨今、C3もバイメタルはいくつか開発してきたが、バーサーカーマックスはバイメタルらしさが強調されたパワフルなヨーヨーだ。しっかりと地に足着いたような重量感でありながら、トリックをした時にはさほど重さを感じず、むしろ動かしやすいしスリープも伸びるので、ロングコンボやスリープに負荷をかけるようなトリックでもバッチリとサポートしてくれる。割とモノメタルのクラウンに近い形状をしているので、クラウンを持っている人が次のステップにバイメタルを選ぶ場合でもすんなりと移行できると思う。最近のバイメタルの相場を考えるとやや高い価格帯ではあるが、「バイメタルヨーヨーを手にする実感」を味わえるはず。北欧神話に出てくる戦士を意味する「バーサーカー (Berserker)」は、C3の10年を共に歩んできた同社の最大の戦力と言えるだろう。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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