ヨーヨーファクトリー「シャッターバイメタル」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#058】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のターニーに続いて、第58回はYoYoFactoryのシャッターバイメタルです。

ついにシャッターがバイメタル化された!シャッターが好きな人にとっては待望のリリースだ。逆に「あのシャッターでしょ?」とシャッターの評価を低く見てた人たちは、その評価が覆るくらいの変貌を遂げている。シャッターの見た目と名前を引き継いだだけの別物と言えるだろう。正直なところ、僕自身も期待値は低かったが、使って驚いた。これはヨーヨーファクトリーがこれまでリリースしてきた中でもトップクラスの性能のヨーヨーと言って良いだろう。渋谷店スタッフのダイキ(元チームヨーヨーファクトリー)も、「もし自分がまだYYFにいたらこれを使っていた」と言うほど良い仕上がりとなっている。厚めに盛られたステンレスリムが強力な回転を生み出し、トリック中の絶対的な安定感と安心感を与えてくれる。

ここ最近のヨーヨーファクトリーのバイメタルと言えば、アウターリムならプラグマシンギュラリティブーストエッジビヨンド等があり、インナーリムならミーアキャットバインド等があった。マルコは安価な分バイメタルの恩恵も少ない印象だったけど、ポロ選手が使いこなしているのを見るとちょっと欲しくなったりもした。プラグマシンギュラリティは設計がSUS YOYO MECHANICSによるものなので、良い意味でヨーヨーファクトリーらしくなく、セールス的にもだいぶ売れていたように思う。そして満を持して登場したシャッターバイメタルも、設計はSUS YOYO MECHANICSだ。

2014・2019年1A部門世界チャンピオンのジェントリー・スタイン選手は、シャッターを使い、シャッターワイドアングルを使い、高価なヨーヨーではなくとも世界チャンピオンになれることを実証して見せた。過去にはプラスチックのリプレイプロを使って全米大会優勝したこともあった。だがここまでくると、ヨーヨーの性能が良かったというより、単純にジェントリー選手がすごいだけなのでは?と思った人も多いと思う。そういう意味でも、世界チャンピオンモデルという肩書きを取っ払った時に本当に高性能なヨーヨー、本当に使いやすいヨーヨーかどうか見極めが難しいかもしれないが(もちろんシャッターやワイドアングルがダメなヨーヨーではないが)、シャッターバイメタルはバイメタルという装甲を身に纏い、僕らを、シャッター愛好者を、シャッターが苦手な人を、否応なしに納得させてくれる。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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