ヨーヨーファクトリー「シンギュラリティ」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#006】

どうも!アルです!!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第6回はヨーヨーファクトリー のバイメタルヨーヨー、シンギュラリティです。

競技シーンにおいて、1A部門でよく見られるトリックのひとつにホリゾンタル(ヨーヨーを水平に投げて行うトリック)が挙げられる。実際にはヨーヨーが斜め45度くらいでもホリゾンタルと呼ばれたりもするが、なるべく水平に近い方が難易度も上がってくるし、見栄えも良くなる。

2018年全国大会5位入賞を果たしたトッププレイヤー、羽角伊弦選手(チームヨーヨーファクトリー /リワインド渋谷店スタッフ)は、そのホリゾンタルトリックを得意とし、特に水平状態をキープすることに定評がある。

羽角選手のシグネチャーモデルとして製作されたシンギュラリティは、彼の持ち味であるホリゾンタルトリックで真価を発揮する抜群の安定性はもちろん、複雑なトリックやスピーディーなトリックにも対応するバイメタルのハイエンドモデルだ。

シンギュラリティのデザインを手がけたのは、SUS YOYO MECHANICS(以下SUS)。まだ謎の多いSUSだが、ヨーヨーファクトリーのロックスターをはじめ、様々なヨーヨーの設計を経験し、その手腕は折り紙付きだ。持てるノウハウを基に、スーパーノヴァをベースに設計がスタート。ステップストレートに高めのバンプが特徴のスーパーノヴァは、旧型、リランチ、新型と、進化を続けてきたが、そのスーパーノヴァをどう改変するのか見ものであった。

結果として、スーパーノヴァというよりは、SUSが設計したロックスターと近いサイズ、スペック、形状になった。しかし、そこはバイメタル。パワーがまるで違うし、羽角選手の要望にもあった「投げ出しの重さに対しての操作性の軽さ」を感じることができる。スピードに乗ればのるほど、敏捷性が生かされてくる。激しい動きにも耐えうる強固な一面もあるが、ストリングを伝って滑らかなフィーリングも感じる、相反するような絶妙なバランスが面白い。

シャッターやクラウンでメタル入門を果たしたら、次は思い切ってこのシンギュラリティを手にしてみても良いだろう。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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