リワインド渋谷店店長のアルです!
前回のC3ヨーヨーデザイン「フィデス」に続いて、第407回は戦国×Fairy Crystal Labの「千代女」です。

高性能でユニークなヨーヨーを多数開発しているヨーヨーブランド”戦国”と、“宝石のような透明感×ファンタジー”をテーマに5A向けのウエイトを製作しているカウンターウエイトブランド”Fairy Crystal Lab”のコラボモデルとして誕生した「千代女(ちよめ)」は、トライマテリアル構造の5A向けモデルだ。アルミ合金、ポリカーボネート、ステンレスという組み合わせで、Hプロファイルとステップラウンドを掛け合わせたような形状をしている。リムはインナーに配置することで触った感触はプラスチックヨーヨーそのままでサラサラしている。本体幅は約62mmと、かなりワイド。

5A向けということで、約74gという重量を活かした安定感を重視しながらも、切り返しや機動性の良さを損なうことなくサクサクと動かすことができる。そしてパッと見で「広い」と感じる本体幅に関しては、60mm超えは思い切ったなと思うのと同時に5A向けとして今のトレンドに沿った正しい決断のように思う。比較的マウント状態を維持することの少ないカウンターウエイトでは、ストリングに乗せる(当てる)→すぐ外すという動作が1Aよりも多く、幅をグッと広げることでマウントの成功率を大幅に向上させている。超ワイドであることは、大きな恩恵として感じられるだろう。

正直なところ、見た目のインパクトで好みが分かれてしまいそうだし、実際少しクセのあるフィーリングではある。ただ、基本性能は存分に高いし、5A用としてのポテンシャルもかなり高い。使っていくうちに特有の重さ、幅の広さ、意外に軽快なところ、トライマテリアルならではの感触…それらが妙にしっくり来るように感じてくる。そして他に代わるヨーヨーが無い「千代女」独自の個性が理解できてくる。5Aで落下時にポリカーボネートのボディがどこまで耐えてくれるかは未知数ではあるが、5Aトリックの適性は非常に高く使っていて楽しいヨーヨーであることは間違いない。

