【ヨーヨープレイヤー紹介#003】ラッキー・リー(Luckey Li)

ヨーヨープレイヤー紹介ブログ。
第2回のエヴァン選手の次は、Sōchí Companyオーナーのラッキー・リー選手です。

■ラッキー・リー (Luckey Li)

Luckey Li選手(Luckey Yulin Li/李昱霖と表記されることもある)の名前は、海外の大会等をチェックしている人なら一度は目にしたことがあるだろう。
カナダ・バンクーバー在住の1Aプレイヤーで、カナダ大会を6度も優勝している。その他に、ヨーロッパ、日本、オーストラリア、台湾、アメリカのオープン部門(海外選手が出場できる部門)や、地方大会でも優勝していて、世界を股にかけた大会荒らし(←褒め言葉)とでも言うべきか、とにかく腕が立つタイトルホルダーなのだ。YouTubeで彼の名前を検索すれば、たくさんのフリースタイルビデオを見つけることが出来るはず。

かつてKing Yo Star(キングヨースター)というヨーヨーブランドがあった。現在は活動休止状態だが、中国発のブランドとして始まり拠点をカナダに移して活動していたので、カナダのブランドだと認識している人も多い。レインシティスキルズのオーナーJeremy McKay氏や、2015年5A部門世界チャンピオンのJake Elliot選手も所属していた同社のチームにLuckey選手も所属していて、当時から頭角を現わしていた。
1Aのトリックにも種類があるが、Luckey選手はあらゆるトリックを総合的にレベルアップさせていて、彼のSNSに投稿されるトリックを見ていても、非常に練習熱心なことが伝わってくる。フリースタイルではスピーディーでテンポ良く、次々と繰り出していくトリックの数々に思わず見入ってしまう。

あまり知られていないが、有名プレイヤーのクリップビデオやイベントのクリップビデオ等の制作を行ったり、2015年の1年間毎日トリックをアップする企画“Trick a Day, Eh?”にもトリックを提供したりと、昔から他のプレイヤーを様々な形で支えてきている。

そんな彼が「ヨーヨープレイヤーによるヨーヨープレイヤーのためのブランド」として立ち上げたのが「ソチカンパニー (Sōchí Company)」だ。ヨーヨー本体ではなく、主にストリングやベアリングといったサプライ品のブランドだが、2018年頃構想があったこのプロジェクトを数か月に渡って工場と話し合いながら2019年に本格始動し、今では「Luckey Liと言えばソチのオーナー」として有名になってきた。彼自身は現役選手として日々の鍛錬を怠らず、一方で他のプレイヤーのためにとサプライブランドにも注力している。プレイヤーとしてもブランドオーナーとしても、今後の活躍に目が離せない。

主なタイトル:
2019年カナダ大会 1A部門2位
2019年カナダ東部地区大会(ECR) 1A部門優勝
2019年全米大会 国際オープン部門優勝
2018年カナダ大会 1A部門優勝
2018年カナダ西部地区大会(WCR) 1A部門優勝
2018年全米大会 国際オープン部門優勝
2018年ワシントン州大会 1A部門優勝
2017年 BC Provincials 優勝
2017年カナダ大会 1A部門優勝
2017年オーストラリア大会(ANYC) 国際オープン部門優勝
2017年全国大会(JN) 国際オープン部門優勝
2017年カリフォルニア州大会 1A部門7位
2016年CYCC オープン部門5位
2016年カナダ大会 1A部門優勝
2016年PNWR 1A部門3位
2015年 BC Provincials 優勝
2014年カナダ大会 1A部門優勝
2014年カリフォルニア州大会 1A部門7位
2013年カナダ大会 1A部門優勝
2013年カナダ西部地区大会(WCR) 1A部門優勝
2013年バンクーバー大会 1A部門優勝
2012年カナダ西部地区大会(WCR) 1A部門優勝
2012年バンクーバー大会 1A部門優勝

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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