リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のコディアックに続いて、第240回はOneDropのワイバーンです。
ワンドロップ「ワイバーン」は、2012年頃から同社に携わる従業員であり、古参チームメンバーでもあるAndrew Daugherty氏のシグネチャーモデル。彼の好きなあらゆるものからヒントを得て作られ、パッケージのアートワークも彼自身が手掛けている。Andrew氏のこだわりが詰まった作品であり、ワンドロップらしさ溢れるヨーヨーだ。
サイドエフェクトの無いヨーヨーだが、グルーブ(溝)の加工や薄めのフラットリム、重量配分、そしてフィーリングに至るまで、そこはかとないワンドロップ感を感じられる。系統で言うと「シュガーグライダー」なんかが近いだろう…と思っていたら、実際に「OG プロジェクト」「サミット」「シュガー グライダー」あたりにインスパイアされているという。
浮遊感、手触り、独特の操作性、どれもが良い味付けになっている。飛び抜けた何かがあったり、尖ったスペックのヨーヨーではないが、ストリングの上を滑らせる時の気持ち良さ、ひたすらに使い続けたくなる中毒性、総じてやわらかな感触…そういった目に見えないポジティブな何かが、ワンドロップの業とAndrew氏のアイデアによって形作られ、「ワイバーン」として存在している。