リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のキネティックブーストに続いて、第182回はTurning Pointのアカンサスです。
日本を代表するカリスマプレイヤーであり世界チャンピオンでもある松浦豪(マツウラタケシ)選手。彼のシグネチャーモデルは何種類もあるが、今作「アカンサス」は5Aに焦点を当てて製作された、カウンターウェイト向け機種の大本命である。松浦選手と言えば5Aというイメージを持っている方も多いと思うので「アカンサス」への期待値も高くなるかと思うが、期待を裏切らない性能を誇ると断言できる。
ターニングポイントで5Aに向いている機種と言えば「MIID-Y」や「ターニングポイント2」などの小さめ・幅広機種が挙げられるが、「アカンサス」はそれらとも違う独自のバランスを持ち、ひとつの最適解じゃないかと思うほど5A適性が非常に高い。ウェイトとの兼ね合いもあるが、ヨーヨーが空中にある状態でもしっかりと安定し、ストリングへスッと収まる調和を崩さない姿勢が気持ち良い。
1A用として使った時もその性能はプライヤーを後押ししてくれる。重量は66.3gなので特別軽い訳ではないが、実際に使ってみると楽に動かすことができて非常に快適。それでいて、プレイ中にヨーヨーの位置を見失わず、しっかりと「そこにある」存在感が頼もしい。モノメタルの良さを存分に引き出しており、同社の「セントエルモ」と並んでモノメタルの傑作と言って良いだろう。