ワイジェイヨーヨー「ザ・メタル・オブ・ザ・フューチャー」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#168】

リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回の45に続いて、第168回はYJ YOYOのザ・メタル・オブ・ザ・フューチャーです。

攻めたネーミングの「ザ・メタル・オブ・ザ・フューチャー」は、YJヨーヨーの「ザ・フューチャー」のフルメタル版。「ザ・フューチャー」のリム(ウィング)部分がPOMだったのに対し、「ザ・メタル・オブ・ザ・フューチャー」はA6061アルミになっている。と言うより、「アリエス」のようにA6061でステンレスウェイトをはさみこむ特殊な構造となっているので、いわばサンドイッチのような状態だ。

構造が珍しいだけでなく、振り心地が非常に良い。むしろそこに重きを置いた結果この構造で作ることになったのではないかと思うほど、よく回り操作性も高く、病みつきになってしまう。58.83mmという直径と50.71mmという本体幅の割に、視覚的な問題もあるのか大きすぎず扱いやすい。一方で確実にその数値の恩恵を受け、マウントのしやすさは群を抜いている。大袈裟に無茶な動きをしても面白いほどトラピーズがしっかり乗るし、ふらつきにくく安定感もある。

そしてレール系トリックなどでストリングを滑らせた時に、スムーズかつスピーディーに動かせるのも魅力的。ストリングの上を縦横無尽に走り回り、飛ばしてもスパっとリマウントできる俊敏さや、「大きなヨーヨー」という重量感ありそうなステレオタイプとは対照的な軽やかさが気持ち良い。名前の通り、未来のメタルヨーヨーのスタンダードはこうなっていくのかもしれないと期待感を持たせてくれるヨーヨーだ。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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