ヨーヨーファクトリー 「シャッター」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#039】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第39回はヨーヨーファクトリーのシャッターです。

先月開催された2019年全米大会1A部門で、チームヨーヨーファクトリーのジェントリー・スタイン選手が優勝し、3年ぶりに全米チャンピオンの座に返り咲いた。4度目の全米制覇となったが、彼が初めて全米大会で優勝したのは2013年。自身のシグネチャーモデル「シャッター」のデビュー戦でもあった。翌年の世界大会でも使用し、見事優勝。シャッターは世界チャンピオン使用モデルとなった。

シャッターの正式発売前に、ヨーヨーファクトリー側から「サプライズがある」と言われていて、何かと思ったら「低価格」と言うことだった。今でこそ5,000〜6,000円のフルメタルヨーヨーは珍しくないが、当時は低価格の部類に入っていたし、何より世界チャンピオンモデルがその価格、と言うのは今でも凄いことだ。

バイメタル全盛時代に突入してもシャッターはバイメタル化されることなく、チタン超々ジュラルミン版ワイド版、さらにはバイメタルもどきなバイメタルスタイルなどは出たが、あくまで本来のA6061アルミのシャッターがシャッターであると言わんばかりに、マイナーチェンジを繰り返して残り続けてきた。ロットによって重量が違ったりするが、シャッターを愛用するプレイヤーは多い。事実、数年間に渡って作り続けられているし、それだけ世界中でニーズがあるということだ。世界チャンピオンモデルだが、購買層はビギナーが多い。バインドを覚えたてだけどメタルが欲しい。どうせ買うならチャンピオンモデル…といった具合に、手に取る方が多い。手を出しやすい価格と性能、そして長く使えるという点も人気の秘密だろう。一度の生産で廃版になってしまうヨーヨーが多い中、シャッターはまだまだ息長く生産されていきそうだ。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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