こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!
『ピックアップアイテムFROM渋谷店』
第18回はヨーヨーファクトリーのループ2020です。
世界チャンピオン、高田柊(タカダシュウ)選手のシグネチャーモデル「ループ2020」は、同じく彼のシグネチャーモデルである「ループ720」と並んで、ルーピングヨーヨーの歴史を塗り替えたと言っても過言ではないマイルストーン的な存在であり、人気の高さは言うまでもない。しかし、この二機種、「使いやすいルーピングヨーヨー」と言う点においては共通しているが、それ以外は大きく異なる。その違いは、ほぼメンテフリーで「いじる必要のない手軽さ」が売りのループ720に対して、ループ2020はカスタマイズを前提とした、「いじる楽しさ」を売りにしている。セッティングをプレイヤー自身で行うと言う点で、系譜としてはループ900・ループ1080の後継機と言って良いだろう。
ループ2020最大の特徴であるフルカスタマイズ。それは前代未聞なギミックで、ヨーヨーファクトリー がこれまで蓄積してきたノウハウと、先進的なアイデアによって出来上がった。先ほどループ900やループ1080の後継機と書いたが、この二機種はギャップ幅のみをキーで調整する機構だったが、ループ2020はネジで固定されたスターバーストや、アクセル、スペーサーを好みの物に替えることでプレイヤーに合ったセッティングにすることが出来る構造だ。さらに言えば、ボディやキャップも別売りで発売されているので、それらの組み替えも出来るので、使うだけでない、カラーをカスタマイズする楽しさも味わえる。
さて、カスタマイズが楽しいのが長所ではあるが、どうセッティングして良いかわからないと言う声も同時に聞こえてくる。僕自身、どちらかと言えばセッティングが苦手な方なのだが、ループ2020は初期セッティングでも十分使いやすい。インサイド・ループをやってみて感じたのは、傾きそうになってもギリギリで姿勢を保ってくれる点だ。もっと言えば、姿勢が崩れても崩れたまま軌道をキープしてくれる。これは、ループ2020独自の形状、特にコントロールエッジの形状が影響していると思われる。その点だけでも、ループ720とは異なるフィーリングを生み出している。あとは戻り具合の調整を、スペーサーだけ替えてみる、アクセルだけ替えてみる、スターバーストだけ替えてみる、と言った、わずかな変更だけでも使いやすさは変わってくるだろう。ちなみに、RC1も通常版とボディ自体は同じなので、同様にカスタマイズする事が出来る。困ったら商品ページに掲載している高田柊選手のセッティングを試してみて欲しい。世界チャンピオンと同じ仕様にしていると言うだけでも気分が良いもので、少し上手くなれたような気がしてくる。