ダンカン「ラプター」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#009】

どうも!アルです!!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第9回はダンカンのラプターです。

リワインド渋谷店店長、てりーこと寺田真悟のシグネチャーモデルとして誕生した「ラプター」は、元々2010年にダンカンから発売されていたフルメタルヨーヨー「ラプター(旧型)」のリデザインモデルである。旧型のラプターは2010年から同社の看板モデルのひとつとして、数々の限定バージョン(世界大会版、モングー版等)も生まれ、コレクターズアイテムとしても人気があった。また、仙波英将(センバヒデマサ)選手をはじめ当時のダンカンクルーメンバーが使用していたこともあって、ダンカン好きなユーザー達を熱狂させた。僕自身もいくつか持っているが、メタルゼロやフリーハンドAlよりもフリーハンドっぽさがあって好きだった。

そんな旧型ラプターは、元ダンカンクルーのてりーも好きなヨーヨーのひとつとして公言していて、彼がダンカンクルーを辞めた後、2017年にDuncan Toys x Terry (Shingo Terada)のコラボレーション企画として復活を遂げることになる。旧型ラプターを基調としながらも、設計自体は1から見直し、てりー好みなマイルドで小ぶりなラウンド形状のヨーヨーに仕上がった。もちろんFHサイズのキャップが装着できるようになっており、好みに応じてカスタマイズできる。また、てりーがプロデュースするキャンディーダイス(ダンカン製バージョン)も付属し、買ってすぐにカウンターウェイトで遊べるようになっている。キャンディーダイスプロとの相性も抜群だ。

1Aでも5Aでも、気張らずライトに使えて、振った感触はとても心地よい。キャップ未装着時の重量は58.8gとかなり軽いのだが、軽さを活かした疾走感はクセになるし、腕への負担も少なく使っていて楽しい。キャップ装着時は64.2gと標準的な重さになり、キャップ装着を前提としているフルメタルヨーヨーは珍しいが、整然とした独特のバランスによって違和感なく使える。

2018年の正式リリース後、リワインド渋谷店ではトップセラーとなった。好評を博した結果、二次生産も行われ、ハードコート版、渋谷バージョン、モングーバージョンも誕生した。てりーのひととなりを具現化したような「まろやかさ」を持ったヨーヨーをぜひ手にとって欲しい。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

目次