C3ヨーヨーデザイン「フローレス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#005】

どうも!アルです!!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第5回はC3ヨーヨーデザインのオフストリングヨーヨー、フローレスです。

オフストリングのレジェンドであり、今も現役で最前線に居続ける男、4A部門世界チャンピオン岩倉玲(イワクラレイ)選手。C3ヨーヨーデザインに所属する彼のシグネチャーモデルがフローレスだ。他にもコントレイルというシグネチャーモデルがリリースされているが、フローレスの方が使用率が高く、実戦でも使われてタイトルを勝ち取っているため、フローレス自体がチャンピオンモデルと言える。

過去にさかのぼって岩倉選手の使用ヨーヨーを見ていくと、彼がチームヨーヨージャム在籍当時、自身のシグネチャーモデルとして製作された「レクストリーム」や、その前に使用していた「ビッグヨー」が挙げられるが、大きくて幅広、そして重ためという共通点がある。レクストリームなんかは、あまり知られていないがレクストリーム1から3まで存在し、3では本体重量が100グラムを超えていた。そんな変遷を経て、彼がC3ヨーヨーデザイン加入後に発表されたシグネチャーモデルが、完璧を意味する“フローレス(Flawless)”だった。

初期のフローレスは、やはりと言うべきか、100グラムオーバーの超重量級機種で、色物とも捉えられかねないスペックに注目が集まった。実際のところ、岩倉選手のフリースタイルルーティンに入っているトリックやコンボの根幹を支えるヨーヨーは、フローレスじゃなきゃいけないと思わせるくらいの力を秘めている。ウェイトを重くすることによる絶対的な安定感は、プレイ中の安心感に繋がる。ソロハムやロングコンボでも活きてくる。しかし、同時に腕への負担も大きかった。

そこで、フローレスの特徴であった100グラムというウェイトを落とし、90グラム台へと軽量化。(と言っても重量級と呼べるが)重量を軽くすることで、腕への負担が軽減されたのが現在のフローレスだ。軽量化だけでなく、微妙な重量配分の変更によって洗練され、バランスの整った仕上がりになっている。リニューアルされてコントロール性能も向上している。そして、ヨーヨー選びのポイントとして「傾きにくさ」がひとつの目安とされるが、フローレスの凄い所は、傾いてもなお傾いた姿勢のまま安定して回り続ける点だ。岩倉選手のフリースタイルを見ていても、その脅威的な安定感を見て取れる。

チャンピオンとして完璧な演技を求める岩倉選手と、彼が使用するフローレス。ベストパートナーとも呼べる関係性だが、僕のようなオフストリングビギナーが使っても、フローレスはそのパフォーマンスを存分に発揮してくれる。重量感に慣れてしまえば、他にはないような安定感の虜になるはず。きっとあなたのベストパートナーにもなってくれるだろう。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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