YukkiYOYO(鈴木幸宏)

YukkiYOYO(鈴木幸宏)

本名、鈴木幸宏(スズキユキヒロ)。1985年9月1日生-2012年6月27日。神奈川県横浜市出身。プロヨーヨーパフォーマー。「ユッキー」の愛称で親しまれ、ステージネームでは「YukkiYOYO」という名前で活躍した。

来歴

◇ヨーヨーでの活躍

1997年~のハイパーヨーヨーブームでヨーヨーを始め、1999年1月に開催された第4回ジャパンチャンピオンシップ関東大会チームプレイ部門では「じっくりコトコトにこんだチーム」のメンバーとして出場し優勝。以降はソロでコンテストに出場するように。短いストリングでループ系トリックを流れるように繰り出すスタイルが評価され、国内トップクラスの実力者として全国的にも名が知れ渡るようになっていった。
2002年に開催されたUTYJ Yo-Yo Competition vol.04 National(全国大会)AA部門で優勝。アメリカの老舗ヨーヨーブランドYOMEGAのスポンサーチームに加入し、同年の世界大会では2A部門準優勝、翌2003年世界大会は3位入賞と、競技プレイヤーとして輝かしい成績を残すが、この頃からパフォーマンスに重きを置くようになる。

◇大道芸を始めパフォーマーへ

高校在学中に大道芸を始め、地元横浜でヨーヨーパフォーマーとしての経験を積んでいく。高校卒業後、単身フランスへ渡り、CNAC(フランス国立サーカス学校)に入学。ヨーヨーメインの人としては史上初だった。言葉もわからないフランスで一人、日々鍛錬を繰り返す毎日。計り知れない忍耐力と努力で学校を卒業し、一人前のパフォーマーへと成長していく。技術・表現力共に突き詰めた彼のことを、人々は次第に「ヨーヨーパフォーマー」ではなく「ヨーヨーアーティスト」と呼ぶようになった。YukkiYOYO自身は「おもちゃ」として始めたヨーヨーがいつしか、己の世界観を表現する手段となり、まさにアーティスト(芸術家)として評価されるようになった。フランスを中心にヨーロッパ各地のサーカス、劇場、キャバレーなどで活躍するようになり、ヨーヨーのパフォーマンスを生業とする人としては先駆者となっていった。

フランスでのYukkiYOYOの活躍や暮らしぶりは、『パリでメシを食う。』(川内有緒著/幻冬舎文庫)で「孤高のヨーヨー・アーティスト」として詳しく書かれている。

YukkiYOYOは『ジョジョの奇妙な冒険』が好きで、「ジョジョ立ち」というポーズを外国の行く先々で人に教えていた。

2012年6月27日、公演先のドイツで不慮の事故により逝去。26歳という若さだった。
亡くなる数日後に開催された日本の全国大会に来場予定だったが叶わず、同大会の会場のステージ横には彼の写真が飾られ、黙祷が捧げられた。その年の世界大会のパンフレットにも訃報が書かれ、YukkiYOYOと仲の良かったブラジルのラファエル・マツナガ氏(2002年5A世界チャンピオン/ナショナルヨーヨーマスター)がメッセージを寄せている。

主なタイトル

2004年 全国大会 2A部門 3位
2003年 世界大会 2A部門 3位
2002年 世界大会 2A部門 2位
2002年 UTYJ vol.04 ファイナル(全国大会) 2A部門 優勝
2001年 UTYJ vol.04 東京大会 2A部門 優勝
2001年 UTYJ vol.03 ファイナル(全国大会) 2A部門 4位
2000年 UTYJ vol.03 東京大会 2A部門 優勝
2000年 第6回ジャパンチャンピオンシップファイナル フリースタイル部門 5位
2000年 第6回ジャパンチャンピオンシップ関東大会 フリースタイル部門 2位
1999年 第4回ジャパンチャンピオンシップファイナル チームプレイ部門 3位
1999年 第4回ジャパンチャンピオンシップ関東大会 チームプレイ部門 優勝

動画

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