【ヨーヨープレイヤー紹介#007】ハンク・フリーマン (Hank Freeman)

Photo by ©Rafael Matsunaga

■ハンク・フリーマン (Hank Freeman)

1A~5A部門の各部門で、海外の有名プレイヤーを挙げて行ったら、3Aプレイヤーでは間違いなくハンク・フリーマン(Hank Freeman)選手の名前が挙がるでしょう。アメリカ・オハイオ州(ダンカンの本社がある場所)出身の3Aプレイヤーであるハンク選手は、地元がダンカンのお膝元ということもあり、ダンカンヨーヨーと共に成長してきました。そして、ダンカンクルー(現チームダンカン)の初期メンバーであり、唯一の3Aプレイヤーとしてクルーの一端を担ってきました。

あまり知られていませんが、2002年頃から数年間、あまり表舞台に表れない時期がありました。彼が有名になり始めたのは2000年代後半。まだまだ未開拓な3A部門において、自分のスタイルを貫きながらも新しいトリックにも挑戦していくハングリー精神で、全米大会や世界大会の上位に入賞するようになっていきます。そして2011年~2013年には世界大会3A部門で優勝(三連覇!)という輝かしい結果を残しています。ハンク選手を見て3Aを始めたというプレイヤーも多く、現役世界チャンピオンの三浦元選手も憧れていたという、3Aのレジェンドです。

ダンカン時代にはトライアンフとフリーバードというシグネチャーモデルがリリースされましたが、ダンカンを去った後に、同じダンカンクルーのメンバーだったドリュー・テッツ選手と共に44RPMを立ち上げ、リズム、オシレーターといったシグネチャーモデルをリリースしています。また、彼の人柄の良さやコミュニケーション能力の高さもあり、所属メーカー、国籍、年齢等に関係なく交友関係を持ち、彼のファンだと言う人は世界中にいます。チェコに住んでいた時期もあったり、現在はタイに移住していたりと、文字通り世界を股にかけ、自由に、マイペースに生きるライフスタイルが人を惹きつけるのかもしれません。来日経験も何度もあるため、日本人にとっても馴染みのあるプレイヤーの一人です。

主なタイトル:
2016年全米大会 3A部門2位
2016年世界大会 3A部門5位
2015年世界大会 3A部門3位
2015年ダンカン国際オープン 3A部門優勝
2014年ラスベガスオープン 3A部門優勝
2014年ダンカン国際オープン 3A部門優勝
2014年世界大会 3A部門2位
2013年世界大会 3A部門優勝
2012年世界大会 3A部門優勝
2012年トリプルクラウン ダブルヨーヨー部門優勝
2011年44CLASH X部門2位
2011年全米大会 3A部門優勝
2011年世界大会 3A部門優勝
2010年44CLASH X部門9位
2010年全米大会 3A部門優勝
2010年世界大会 3A部門3位
2009年全米大会 3A部門優勝
2008年世界大会 3A部門3位
2007年世界大会 3A部門4位
2001年AAAスローダウン 優勝
2001年ミッドアトランティックリジョナル 2A部門優勝

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

目次