リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のビーターに続いて、第205回はCLYWのサスカッチ2022です。

毎週何かしらのヨーヨーがリリースされるヨーヨー業界において、似たようなスペック、似たような見た目の物が増えていくのは仕方ないことであり、各メーカー黄金比を求めて製品開発していった結果としてそうなるのは自然なことである。そんな中で、ひと際目を引くヨーヨーとして注目されるCLYW「サスカッチ2022」は、とにかく大きくて存在感がある。CLYWの統一感のあるボックスパッケージには入らないため、少し大きめの専用サイズのパッケージが用意されたほどだ。

名前に“2022”と付くのは、以前に「サスカッチ」というヨーヨーがあったから。その時はレギュラーサイズのヨーヨーで、特段デカいという訳ではなかった。ただ、CLYWの数多い製品群の中でも人気の機種のひとつであり、そのサスカッチがリニューアルして2022年に出てきたことは大変喜ばしい。

大変貌を遂げた「サスカッチ2022」だが、背景のストーリーを知らなくても十分楽しめる物となっている。極端に大きなボディと、反比例する軽さが最大の特徴で、正直に言ってこれはアンバランスだ。しかし、降った時の違和感の無さは「バランス良くできている」と感じる。そのアンバランスなバランス感覚によって、他のヨーヨーでは味わえない楽しさや気持ち良さを生んでいる。2022年に登場した、新感覚なヨーヨーだ。
