こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!
『ピックアップアイテムFROM渋谷店』
前回のゼファー2に続いて、第117回はキティストリングのファーストクラスです。
先日の酔う酔うナイトでは、オーナーのヒロコバさんが出演してくれたので、そちらも併せてご覧ください。
2020年、キティストリング(Kスト)の活動拠点がフィリピンから日本に移ることとなり、今後は日本製になる…というニュースが舞い込んだ。10年以上に渡ってメイドインフィリピンの競技向けストリングとして世界シェアNo.1を誇っていたKストの大変革に、期待と不安が入り混じりながらも、オーナーのヒロコバくんが改悪するようなことはないと信頼を置いていた。結果的に、今回の新Kストはすごく良い。安直な感想だけどすごく良い。(大事なことなので2回言う)
新装されたパッケージは、titifreakさんとHibariさんという2名のデザイナーによるデザインで、ストリングを束ねるバンドも使い勝手の良いアイデア商品だった。そして、それらより画期的で斬新だったのが、Inverse(インバース)という新技術の投入だ。これまでヨーヨーのストリングと言えば硬い・柔らかいの違いや糸の飛び具合などに注目されがちだったが、1本のストリングの中に「ヨーヨー取り付けエリア」と「トリックプレイエリア」の張力を変えるという発想は、さすが競技ヨーヨーストリングのパイオニアである。この辺は商品ページに詳しく書いているのでそちらを参考に見ていただければと思う。
気になる使用感だが、一言で言うなら超万能型。今までのKストは「キティストリング クラシック」という名称に変わっていて、それと比べるとトレンドに合わせて全体的にやや太くなっている。ノーマルはTheスタンダードといった感じで、割とどんなヨーヨーにも合うと思う。リワインドインストラクターの高見くんいわく、ルーピング用にも使いやすいそうだ。ファットは一番の主流となるであろう太さで、1Aで使いたいけどどれを選べば良いか悩んでる方はファットがおすすめ。XLは戻り重視となるので3Aなどにおすすめ。糸の飛び具合は、飛び過ぎず・飛ばなさすぎずの良い塩梅。硬さはやや硬めで張りがある。(←あくまで個人の感想)
そんな王道なポジションにあるため、また同じことを2度言うけど「超万能型」だ。ストリングというヨーヨーの生命線を作り続けてきたキティストリングだからこそ、直球勝負で新たな活路を見出している。