ヨーヨーファクトリー「スピンスター」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#098】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のアディクションに続いて、第98回はヨーヨーファクトリーのスピンスターです。

ヨーヨーファクトリーのスピンスターは、『初心者向けヨーヨーの決定版』という大きなキャッチコピーを掲げて登場した。

それまで「初心者向け機種」の開発に苦労してきた(今でもしている)ヨーヨーメーカーの中でも、とりわけ力を注いできたのがヨーヨーファクトリーで、F.A.S.T. 201ワンヴェロシティリプレイなど、初めてヨーヨーに触る人が扱いやすい物を積極的にリリースしてきた。

そんな歴代の初心者向けヨーヨーの中に、ハブスタックというヨーヨーがあり、スピンスターのボディ形状はこれにかなり近い。ウィング形状だが外周は丸く手になじむ。シンプルなデザインで、万人受けする物となった。

最初のヨーヨー選びでは「価格」もひとつの壁となる。スピンスターは1,000円で買えるヨーヨーで、手に取りやすいお手頃価格。安価な理由のひとつとして、金属ボールベアリングではなくプラスチックベアリング(プラスチックスプール)になっていることが挙げられる。

スピンスターはある意味振り切れていて、出来るトリックは少ない。初歩の初歩、本当にベーシックなトリックをとりあえずやってみたいという方や、小さなお子さん向けに作られている。

発売が2016年ということもあり、時代が経つにつれて初心者向けヨーヨーのトレンドも変わってきた。今ならもう1ランク上のワンスターが圧倒的にオススメだが、「とにかく何でも良いからちょっと遊んでみたい」という場合はスピンスターでも良いかもしれない。しかし、すぐに物足りなさを感じると思うので、その辺も加味して購入を検討していただいた方が良いだろう。

グルっと一周して、金属ボールベアリングが入っていないヨーヨーとしては貴重な存在になった。初心者向けでもあり、ある意味コアなプレイヤー向けでもある。

バタフライのような固定軸のヨーヨーや、ダブルオアナッシングのような幅の狭いバインドヨーヨーと並んで、「制限付きで楽しむヨーヨー」という側面もある。また、バインドヨーヨーに慣れたプレイヤーが、原点に立ち返って引き戻しヨーヨーで遊んでみたい…なんて場合もスピンスターならちょうど良い。検定に挑戦する場合のチョイスとしてもアリだと思う。

(余談だが、スピンスターは限定バージョンもいくつかリリースされてきた。リワインド渋谷店限定の「渋谷ヨーヨークラブver.」なんかは今でも販売している。)

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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