【コラム】リワインドの11年を振り返る

こんばんは。リワインドのアルこと荒牧です。

ヨーヨーストアリワインドは、2010年にオンライン通販のヨーヨー専門店として誕生し、本日2021年3月3日で11周年を迎えました。

先日の酔う酔うナイトで渋谷店5周年特集をやって渋谷店の5年間を振り返ったんですが、せっかくなのでリワインドの誕生から今に至るまでの11年を振り返ってみようかなと思い、ざっくりと出来事をまとめてみました。

リワインドってこんな事してきたんだ!っていうのを知ってもらえたらうれしいです。
登場人物は、あえて僕が普段呼んでいる呼び名にしています。
11年+少し前までさかのぼって、2009年から話は始まります。

※かなり長いです


2009年

弊社代表の三居弘典(以下、ミイくん)がアメリカでの留学生活を終えるのを機に、日本に帰国してヨーヨーのウェブショップを始めることを決意。
初めに僕が国際電話でミイくんからその事を聞かされ、一緒にやろうと誘われ、二つ返事でやることを伝える。
同時に、「城戸慎也(以下、慎也)と野間さんにも声をかけて4人でやりたいと思う」と言われ、ミイくんが日本に一時帰国した際に名古屋の喫茶店で僕とミイくんで野間さんを口説く。後日、一緒にやることをOKしてくれた。
慎也も同じくして誘い、後日快諾してくれた。

※野間さんはヨーヨーカンパニーの副社長。基本的には表に出ないのでリワインドをよく利用する人でも知っている人は少ないと思う。(メール対応等で知ってる方はいるかも?)
ミイくんの学生時代の同級生なので社内で唯一ヨーヨープレイヤーではなく、縁の下で支えてくれる頼もしい存在である。

当時僕は東京の実家に住んでいたが、ミイくんと野間さんは愛知、慎也は三重出身ということと、ミイくんの実家にあるオカダヤ(ミイくんの親戚がやっているお惣菜屋さん)の2階が開いているからそこをオフィスにすることとなり、僕は愛知に引っ越すことに。
こうして、愛知県岩倉市にオフィスを構えることが決まり、翌2010年1月3日に4人はそこに集うこととなる。

2010年

・会社を設立するにあたり、いろんなことを決めていく。会社名は「株式会社ヨーヨーカンパニー」、お店の名前は「リワインド」と名付ける。
・僕と慎也は新居が見つかるまでオフィスの隣の部屋を間借りして2人で居候することになる。勤怠時間を10時~19時にしようと決めたのに、通勤時間1秒なため油断しすぎて、2人とも起きるのが10時だったりしてよく怒られた(笑)
・会社登記に向けて、4人それぞれが分担して作業を進めていく。オフィスの大掃除に始まり、本格的にお店を始めるための準備やら何やら。
・2010年1月12日設立、株式会社ヨーヨーカンパニーとして登記。晴れて会社設立となる。リワインドのオープンは3月3日に設定。
・この頃、バンダイによる第3期ハイパーヨーヨーが始動。次世代ワールドホビーフェアでは各会場でヨーヨーファクトリーの「ハイパーコメット」が来場者に配られた。その数なんと計20万個。
ハイパーヨーヨーブームが始まる前夜の雰囲気を目の当たりにしながら、ヨーヨーカンパニーの船出に心躍らせつつ、とにかくこの時はリワインドオープンに向けて目の前の作業を淡々とこなしていく日々を過ごす。
・2月13日、ハイパーヨーヨー発売。第3期ハイパーヨーヨーは「ダンカン」「ヨメガ」「ヨーヨーファクトリー」が主軸で、最初のラインナップは「モンスターシェル」と「ハイパーコメット」。
・この頃、岡崎けいたろう(ミイくんの留学時のルームメイト。岡崎薬局の人。)と日本語ペラペラなアメリカ人のデイビッド(ミイくんの友人で、リワインドのロゴを作ってくれたりした人)も手伝いにきてくれた。そして、出荷のためのパートさんを募集してスタッフが増える。
・2月25日、ヨーヨーストアリワインドがプレオープン。なのに、25~28日に開催されるアジア大会に参加するため、僕、ミイくん、慎也の3人はシンガポールに行く。野間さんとけいたろう、そしてまだ不慣れなパートさんを日本に残して行く暴挙(笑)
そして3月3日、ついに本オープンとなる。
・最初の注文は数件。しかし注文頂けるのがとにかく嬉しくて、僕と慎也で手書きのお礼メッセージを同封して発送していた。(これが今のパートさんにも受け継がれて続いている。)
ヨーヨーショップとしてするべき事は何か、通販サイトとして喜ばれる事は何か…そんな事をひとつずつ模索しながらリワインドというお店は始まっていった。
・4月には第1回いわくらヨーヨー練習会を開始。
・6月26日、オフィス内の一部屋を店舗スペースにし、「岩倉オフライン店」として、お客様が来店して直接購入できるようにする。

2011年

・昨年一定数以上購入して頂いたお客様向けに年賀状を送る。1000枚くらい宛名も一言メッセージも全て手書き。
・2011年初頭、ヨーヨーカンパニーに新しいスタッフを入れるとしたら誰が良いか?という話が出た時に、ミイくんは「オスカ(岡田一輝)がいいと思う」と提案。満場一致でオスカは良いねということになり、ミイくんが後日オスカに電話することになる。
→ミイくん「オスカに話がある」→オスカ「俺もミイくんに話がある」
ということで先にオスカの話を聞くと、「リワインドで働かせてほしい」という内容。こんな相思相愛な告白あるかいな!?と思うが実話である。
・4月1日、オスカが正式に入社。エイプリルフールと見せかけて本当に。
・オスカも初めはミイくんの実家に居候する形に。で、ある朝オスカが起きると目の前に知らないアメリカ人が。それがオスカとデイビッドの初対面のシチュエーションだった(笑)
・5月、慎也がリワインドのビデオ担当としてプロモビデオを作り始める。
・5月、本社併設の店舗を除くとリワインド初の実店舗となる、リワインド名古屋大須店がオープン。
・11月、リワインド・キャラバンをスタート。
・この年、リワインドTVもスタートしている。(初回はリワインド宝くじの抽選)

2012年

・5月、名古屋大須店が入っている商業施設「大須カプセルマーケット」が無くなるのに伴い、リワインド名古屋大須店も閉店。
・6月、本社併設の店舗スペースの改装を行い、リニューアルオープン。
・メーカーと共催でビデオコンテストを開催。
・キャンペーンを積極的に行っていく。
・ハイパーヨーヨーのイベントに出向いたり、認定会の実施などでキッズ達を応援。後に渋谷店のスタッフとなる伊弦や大輝らが活躍。

2013年

・8月、インフォベースを公開。ヨーヨーの商品以外の情報を集約する場として運用していく。
・12月、名古屋西高等学校「360人の主張」社会人サポーターとして慎也が講演を行う。
・ハイパーヨーヨーが徐々に終息へ向かっていく。

2014年

・3月、バンダイがハイパーヨーヨーの生産・プロモーションを終了。
・6月、ヨーヨーレビュー大賞を開始。
同月28日、アメリカからザック・ルビーノジェントリー・スタインが武者修行のために来日し、世界大会までの間ミイくんの家に居候しながら滞在する。
・7月、世界大会に参加予定のザック、ジェントリー、慎也、玲くんは練習漬けの日々を送る。この時、ザックのダンカンクルー加入が発表される。
・8月、世界大会でジェントリーが1A部門優勝、ザックは4A部門5位、慎也は1A部門7位、玲くんは4A部門優勝と、みんな大健闘。
同月、ウェブ本店に「ヨーヨー博物館」のコーナーを設置。販売終了商品も見られるようになる。
・この年「ジャパンヨーヨーツアー」を開始。全国へ出向きイベントを開催するようになる。
・岩倉市とのコラボ商品として、岩倉市のマスコットキャラクター「い~わくん」のヨーヨーを製作したのもこの年。

2015年

・2月、リワインドのアメリカ支店となるショップ「YO-YO USA」がオープン。現地でザック・ルビーノが店長となり運営することとなる。
・3月3日、リワインド5周年を迎える。(これ以前も以降もですが、毎年祝ってくれたパートさん達には本当に感謝しています)
・4月4日ヨーヨーの日、岩倉桜まつりでパフォーマンス。い~わくんヨーヨーも完売!
・6月、東京おもちゃショーに出展。スペシャルゲストとして御伽ねこむさんを迎えてブース内でイベントをする。
・世界大会が日本(東京)で初開催。リワインドもスポンサーをし、ブース出店をする。
この時の盛り上がりや東京の温度感を肌で感じ、リワインドの東京進出を具体的に視野に入れ始める。
・都内でどこに出店するかを考えた時に、流行発信地であり、アクセスも良い渋谷にしようと話し合い、渋谷の物件を探し始め、現在の渋谷店がある北谷マンションの一室を見つける。
・この年から岩倉市と共同で「いわくらヨーヨー講座」を始め、メディアにも取り上げられる。
・トリックチュートリアルの拡充など、動画コンテンツをさらに増やし始めたのもこの年。

2016年(これ以降は本店と渋谷店の出来事がそれぞれある)

・1月20日、リワインドが東京に店舗をオープンすることを発表。都内のどこかを当てるクイズキャンペーンを実施。
・2月1日、リワインドTVで、東京の店舗が渋谷であることを発表。
・3月3日、リワインド渋谷店オープン。それに合わせ僕が東京へ引っ越し、東京メンバーとして上村哲弘(うえさん)がヨーヨーカンパニーに入社
・この頃まだ別の仕事をしていた寺田真悟(てりー)と3人で、渋谷店の開店準備から開店後の仕事までこなしていく。(開店準備には、中村名人&FIST SALUDのDeeくんにもお世話になりましたm(_ _)m)
・3月6日には第1回代々木公園ヨーヨー練習会(現・渋谷ヨーヨークラブ)発足。月に1~2回程度、代々木公園で開催するようになる。
・4月、名古屋市内で白川公園練習会を開催。
・12月、寺田真悟(てりー)が入社
・この年からヨドバシカメラさんでのイベント開催が増えていく。

2017年

・3月、岩倉の本社オフィスが引越し。(岩倉市内での引っ越し)
・岩倉市と共同で、岩倉市内の工場で作る完全オリジナルのヨーヨー開発に着手。
・慎也がVLOGを開始。
・てりーがYOYOMAKERと共同でキャンディーダイスを開発し、リリース。
・渋谷店でメーカーとのコラボイベントを始め、以降メーカーやプレイヤーを招いての店頭イベントを積極的に行っていく。

2018年

・1月5日、リワインド渋谷新年会を地下のイベントスペースで開催。
・4月4日、エヴァン・ナガオ選手来日。ヨドバシアキバでイベント開催。
・5月10日、オスカがSNSで朝活動画をスタート。
・9月、岩倉MADEヨーヨーが完成!後日名前を募集し、「サクラストリーム」に決定。
・10月、荒牧がループ1万回に挑戦して達成する。達成したのは良かったが、これを発端に無謀な1万回チャレンジ企画が始まる…。
・11月、チャンプてりーとビギナーこうへいのヨーヨーチャレンジスタート。
・11月18日、第100回いわくらヨーヨー練習会開催。
・12月、渋谷店が入っている北谷マンションの503号室を借りる。

2019年

・1月、年明けから北谷マンション503号室の内装工事スタート。再び中村名人とDeeくんを召喚し、皆でDIY。
・1月19日、渋谷店が北谷マンション305→503に移転してリニューアルオープン。
・5月、慎也が誕生日企画でホップ・アーム・ラップ(ホップ・ウーキー)1万回に挑戦
・7月、オスカが誕生日企画でダブシュー(ダブル・シュート・ザ・ムーン)1万回に挑戦
・8月いっぱいでうえさんがヨーヨーカンパニーを退社。うえさん、お疲れ様でした。
・10月、伊藤裕(ユタカ)がヨーヨーカンパニー入社。うえさんの後任として営業を担当し、渋谷店のスタッフとしても店頭に立つ。
・同月、ウェブ本店をリニューアルし、レスポンシブデザインのスマホ対応に。

2020年

・3月3日、リワインド10周年
・4月7日〜5月25日の間、緊急事態宣言が発令。外出自粛要請も出される。それに伴い、リワインド渋谷店も休業状態に。リワインドとしてはこの自粛期間に出来ることを…と、ウェブのコンテンツ強化と動画配信を中心に行っていくと決め、行動に移していく。
・4月、酔う酔うナイト配信開始。
・5月29日に公開した「中村名人の検定に挑戦動画」がバズる。100万回再生の大台に。
この影響でヨーヨーを再開する人がかなり増える。
さらにその影響で城戸慎也の動画を観る人が増え、クラウンの在庫が枯渇する。初心者向けのワンスターやループ720等も売れ、ウェブの注文もキャパオーバーになるほど増えて出荷の締め時間の変更をする。
・6月、リワインドラジオ開始。
・秋ごろ情勢も若干緩和ムードになり、感染拡大防止策を徹底しながら、ヨーヨークラブ等のイベントも再開。
・10月10日、第100回渋谷ヨーヨークラブ開催。

2021年

・新商品ラッシュが止まらない。
・3月3日、あれよというまにリワインド11周年・渋谷店5周年を迎える。

【あとがき】

だだーっと書き出しただけでも、やはり11年間いろんなことがありました。ここに書き切れないこともたくさんありました。

振り返って思うことは、多くの人に支えられて続けられたということ。

本社のパートさん達、渋谷店のスタッフ、ヨーヨークラブスタッフはリワインドの財産だと思ってます。ありがとう。

メーカーさんや多方面でご協力頂いた方々にも感謝しています。

そして何よりも、お客様あってのお店です。本当にありがとうございます。

これからもヨーヨーに関する様々なこと…
世界中のヨーヨーを紹介したり、ワクワクするようなプロダクトの企画、楽しめるようなキャンペーン、動画制作・配信、情報のまとめ等、続けていきたいと思います。

皆さま、今後ともヨーヨーストアリワインドをよろしくお願いいたします。

2021年3月3日 リワインド一同

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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