ターニングポイント「ループ フェイズワン」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#365】

リワインド渋谷店店長のアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のコード3に続いて、第365回はターニングポイントのループ フェイズワンです。

ターニングポイントがついにルーピングヨーヨーをリリースした。既存のルーピングヨーヨーとは一線を画すTP独自の開発によって完成した、3Dプリンター製のモデルとなっている。昨今、3Dプリンターの精度も向上してきたが、高い精度が要求されるヨーヨー製作は簡単ではない。TPが時間をかけて試行錯誤の末に導き出した「ループ フェイズワン」は比較的精度も高く、新たなルーピングヨーヨーの選択肢となるだろう。

精度だけでなく、ルーピングで大事なフィーリングの部分も損なわないように設計されており、特にインサイドループで手首を返す瞬間の感触だったり、ストリングが伸びきった時の感触は、他のルーピングヨーヨーと異なる独自の感触ではあるが、これはこれで良いと思える。ギャップ幅やストリングがエッジに当たる時の当たり方等でルーピングのやりやすさは大きく変化してしまうが、コントロール性を担保した範囲で独自性を出している。ベアリングが「サイズB (YYJスモール)」というのも、それが最適解だったのだろう。

「ループ フェイズワン」の大きな特徴として、スターバーストとスペーサーが一体化した特殊構造を採用しており、これがが別パーツとして取り付けられている点が挙げられる。現状、当店ではスターバースト単品で販売していないが、設計上スターバーストが消耗してもヨーヨー本体を使い続けられるのは嬉しいところ。ルーピングヨーヨーはなかなか新機種が出てきにくいが、TPが満を持してリリースした「ループ フェイズワン」は、試してみる価値のあるヨーヨーだ。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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