リワインド渋谷店店長のアルです!
前回のコード3に続いて、第365回はターニングポイントのループ フェイズワンです。

ターニングポイントがついにルーピングヨーヨーをリリースした。既存のルーピングヨーヨーとは一線を画すTP独自の開発によって完成した、3Dプリンター製のモデルとなっている。昨今、3Dプリンターの精度も向上してきたが、高い精度が要求されるヨーヨー製作は簡単ではない。TPが時間をかけて試行錯誤の末に導き出した「ループ フェイズワン」は比較的精度も高く、新たなルーピングヨーヨーの選択肢となるだろう。

精度だけでなく、ルーピングで大事なフィーリングの部分も損なわないように設計されており、特にインサイドループで手首を返す瞬間の感触だったり、ストリングが伸びきった時の感触は、他のルーピングヨーヨーと異なる独自の感触ではあるが、これはこれで良いと思える。ギャップ幅やストリングがエッジに当たる時の当たり方等でルーピングのやりやすさは大きく変化してしまうが、コントロール性を担保した範囲で独自性を出している。ベアリングが「サイズB (YYJスモール)」というのも、それが最適解だったのだろう。

「ループ フェイズワン」の大きな特徴として、スターバーストとスペーサーが一体化した特殊構造を採用しており、これがが別パーツとして取り付けられている点が挙げられる。現状、当店ではスターバースト単品で販売していないが、設計上スターバーストが消耗してもヨーヨー本体を使い続けられるのは嬉しいところ。ルーピングヨーヨーはなかなか新機種が出てきにくいが、TPが満を持してリリースした「ループ フェイズワン」は、試してみる価値のあるヨーヨーだ。

