リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のヒネモス2に続いて、第352回はワイルドのウィルダネスPRです。

ワイルドの「ウィルダネス7075」が、同ブランドの看板機種としてロングセラーとなってきている。ワイド系モノメタル機種としてかなり使いやすいヨーヨーなので、これを読んでいるいる方の中にも、お気に入りのヨーヨーのひとつとなっている方も多いと思う。最近は、同形状の派生モデルもいくつか出ていて、チタン製の「ティルダネス」、フィンガースピン対応モデル「ウィルダネスPC」などがあるが、今回紹介するのも派生モデルである「ウィルダネスPR」だ。

「ウィルダネスPR」はボディの核となるハブがA6061アルミ製で、外周部分のボディがプラスチック(ポリカーボネート)もしくはPOMで出来ている。プラボディに金属のリムが付いた、いわゆる「金リム」と呼ばれる物とは違い、中心が金属、外がプラなので、同じマルチマテリアルモデルでも使用感は大きく異なる。ざっくりと言ってしまえば、小型のメタルヨーヨーに大型のプラウィングが付いたような状態なので、振り心地はメタルヨーヨーのそれに近く、それでいてストリングが当たる瞬間などはやわらかいためプラヨーのような感触がある。

メタルのような芯のある使い心地と、プラヨーのようなワイルドな使い心地、この相反するフィーリングが共存するところに面白さがあるが、「ウィルダネスPR」はただそれだけじゃない。面白さを超えた性能の高さに評価が集まる。競技での使用も選択肢に入るほど完成度が高く、幅広いシーンでの使用が想定できるところが魅力的だ。ポリカボ版とPOM版があるので、好きな方を選べるのも嬉しいところ。カジュアル要素のある本格派ハイブリッドモデルを一度味わってみてほしい。
