戦国「毘沙門天」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#328】

リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のアンバウンドに続いて、第328回は戦国の毘沙門天です。

国内ブランド、戦国からまた凄いヨーヨーが出た。その名も「毘沙門天」!仏教の四天王の一尊、戦の神様、七福神の一人でもある毘沙門天(びしゃもんてん)を名前に冠したヨーヨーは、ステンレスとA7075アルミによる組み合わせのバイメタルモデルなのだが、どこをボディと呼ぶか、ちょっと迷ってしまうほど異質な作りになっている。一応ハブ(中心部分)がA7075、ボディ(本体)がステンレスということで商品説明には書いてあるが、A7075の小さなボディにステンレスの巨大なリムが付いているとも言える。そのカテゴライズできない感じが、戦国らしくて良い。

一般的なアルミ+ステンレスリムのバイメタルモデルとも、フルステンレスモデルとも違う「毘沙門天」独自の本体は、フィーリングまでも異質だ。ステンレスの重さを、中心がA7075であることで解消しているが、実際に振ってみると重いのか軽いのか分からなくなるほど、投げ出し・動かしている時、止まっている時、キャッチ時の切り取り方によって体感重量が変わるような印象がある。基本的には重い部類に入るヨーヨーなので、軽快さや機動力といった部分が得意なヨーヨーではないが、使ってるうちにそれさえも「意外と軽快に動くぞ?」と思えてくる不思議。

これまで何度も使っているが、トップクラスで使用感の説明が難しいヨーヨー「毘沙門天」。正直、万人受けする機種ではないと思う。もちろん、使いやすいヨーヨーではあるし、ハマる人は「これめっちゃいい!」と思うだろう。ある意味理想のヨーヨーのひとつとして完成されているのではないか?と思うほど、作品として仕上がっている。もし手に入れたら、少し振って判断せずに長く使ってほしい。使っていくうちに新たな景色が見えてくる。そんなヨーヨーだ。すごいヨーヨーであることに間違いはない。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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