リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のウェッジ2.0に続いて、第235回はC3yoyodesignのクラウン.ws (プロトタイプ)です。
2023JN(全国大会)でリリースされたC3ヨーヨーデザイン「クラウン.ws」は、城戸慎也シグネチャーモデル「クラウン」のワイドバージョン。ワイド化が進む昨今のトレンドに合った進化を遂げたものだが、開発段階で偶然生まれたモデルとのこと。Wide Styleを表す.wsが名前に付いているものの、リリースの直前まで名称が決まっていなかったためロゴにはKROWNとだけ書いてある。
本家クラウンの幅が44.68mmだったのに対し、今作では「オーバーシンカー」などにもほぼ並ぶ幅48mmと、かなり広がっている。これは「シャッター」と「シャッターワイドアングル」のような関係性に似ていて、この2つを振り比べたことのある人にはイメージしやすいかもしれない。幅が1mm違えば別物と言われるヨーヨーのスペックにおいて、3~4mmの違いは本当に歴然とした差がある。基本となる形状はクラウンから大きく変わっていないため、その違いが明確にわかりやすい。
その他の変更点としては、直径が約1mm小さくなっている。小さくなってワイドになると、パワー不足が心配になるところだが、回転が弱まってもきっちりと戻ってくるため、その点もクリアしている。結果としては、初代クラウン誕生から10年の節目に生まれた新たなクラウンとして完成度の高いものとなっているが、プロトタイプ扱いではあるため、今後の正式リリース版に向けてどう仕上がっていくのかも楽しみなところ。逆に言えば、プロトタイプを手に入れるチャンスは今しか無いので、これはこれでゲットしておいて損はないだろう。城戸慎也による本人解説動画もチェック!