リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のSUS 002 トランスミッションに続いて、第193回は戦国の半蔵です。
戦国のヨーヨーで、服部半蔵の名前から取った「服部」というモデルがあった。ボディが肉抜きされていて、手裏剣を象った珍しいバイメタルヨーヨーである。最初にリリースされたのは2017年。それから5年後の今年、「服部」のモノメタル版として「半蔵」というヨーヨーが新たに誕生した。
「服部」はA7068アルミボディにステンレスリムという組み合わせだったが、「半蔵」のボディにも同じA7068が採用されている。A7068は同社の「忍」や、他社ではC3ヨーヨーデザイン「ラディウス7068」、ヨーヨーフレンズ「ハミングバード」などでも使われている素材で、高強度なのが特徴。そのため、穴あきボディの「半蔵」には強度面でも適しているし、軽量なのに硬さが強調されて軟弱な感じも解消されているように思う。
使用感の特徴としては、約60gという軽さを活かしてスイスイと動かすことができる。中心が軽くて外周にウェイトがあるほうがヨーヨーは回るとよく言われるが、それで言えば「半蔵」はその理想を叶えたような構造である。実際、軽すぎて使いにくいんじゃないか?という心配は杞憂に終わるほど扱いやすく、軽量級ヨーヨーのひとつの解答とも言えるほど高性能で完成度は高い。