ヨーヨーファクトリー「ブーストアフターバーナー」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#089】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のコントレイルに続いて、第89回はYoYoFactoryのブースト アフターバーナーです。

全米大会で7度も優勝しているチームヨーヨーファクトリーのAlex Hattori選手。3Aのトリックを華麗に決める彼のシグネチャーモデル「ブースト」は、縦方向に強い回転力を発揮するバイメタルモデルだったが、そのニューバージョン(アナザーバージョン?)として誕生した「ブーストアフターバーナー」は、モノメタルモデルとなった。ただ、3A向きなヨーヨーという意味では同系統で、ルックスもバイメタルっぽい。(ぽいだけでバイメタルではない。)

一般的にメタルヨーヨーは単一金属の削り出しで作られるモノメタルか、アルミボディにステンレスや真ちゅうをウェイトとして取り付けたバイメタルのどちらかが多い。しかしこのブーストアフターバーナーは、6061というアルミ素材のボディに同じ6061アルミウェイトをくっつけた、非常に珍しい構造となっている。「それ意味あるの?」と思う方も多いと思う。正直、僕も思った。ヨーヨーファクトリー公式のコメントによると、「スピードの出しやすさと安定性に優れ、シングルピースでは成しえない性能を引き出すことができた」とのこと。

実際に使ってみると、良い意味で想像していたものと使用感にギャップがあった。バイメタルほどのパワーやスリープの粘りがある訳ではないが、モノメタルとして見れば十分合格点。むしろ、メーカーが推すような性能の良さに、その製法による未体験な使い心地がプラスされ、他にはないオンリーワンなヨーヨーとなっている。Alex選手モデルと言えば3A=幅狭なヨーヨーというイメージがあるが、アフターブーストは意外と幅が広い。足軽シャッターあたりと比べても、実はそんなに変わらない本体幅なのだ。そのため1A向けとしての使用も視野に入れて選んでみるのも良いだろう。

そしてもうひとつ…何かに似ているな~と思って先日気がついたのだが、幅・直径・形状が、プラグマにかなり近い。プラグマの弟分じゃないかと思うほど似ているので、プラグマユーザーは手に馴染んだ形状のまま新たな世界を感じ取ることができるだろう。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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