iYoYoの新作スピンマスターXが10月5日に発売。ストレート形状ベースのポリカーボネイトボディ+7075アルミリムのヨーヨーです。
このスピンマスターX、16年ほど前にヨーヨージャムから発売された「スピンマスターII」というヨーヨーに現代風アレンジを加えたリメイクモデルになっています。
iYoYoのオーナーDave氏は元チームヨーヨージャムであり、自身の使用モデルであったことから今回ヨーヨージャムCEOのデール・ベル氏と、スピンマスターのシグネチャー主ブレント・デリンジャー氏から正式に許可を得て今回のモデルをリリースしています。
元になったスピンマスターIIは、スターバーストレスポンスのポリカボボディ+アルミリム構造。当時ギリギリバインドと引き戻しが共存する、バインド黎明期と言われるこの時代。ブレント・デリンジャーのシグネチャーモデルとして生まれました。
ユーロビートやダンスミュージックのスピーディーな曲に、当時としてはかなり高いレベルのトリックを合わせていくフリースタイルは多くの選手の憧れとなりました。
岡田も、そんなブレントに憧れるプレイヤーの一人でスピンマスターII、そしてそのOリングレスポンスバージョンのスピンマスターIIIを長く愛用していました。
ボロボロになるまで使い込みました。
ちなみに弟のNaotoは4Aで使用していた時期も。
もちろん当時から16年経っているので、当時のままの設計ではなく、現代のプレイに合わせたものになっています。
左からスピンマスターIII、スピンマスターX、スピンマスターII
スピンマスターII
重さ (g) | 66.1 |
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直径 (mm) | 56.45 |
本体幅 (mm) | 40.11 |
スピンマスターIII
重さ (g) | 67.1 |
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直径 (mm) | 56.43 |
本体幅 (mm) | 40.31 |
スピンマスターX
重さ (g) | 66.4 |
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直径 (mm) | 56.96 |
本体幅 (mm) | 43.89 |
エッジもかなりローエッジになり、幅もトレンドに合わせ、43mm台になりました。ギャップ幅も再調整。当時の面影を残しながらも、最新の競技モデルとして完全に生まれ変わっています。コントロール性も高く、思い通りに動かせるフィーリングですので、普段から愛用したくなります。
発売日はブレント・デリンジャー氏がスピンマスターIIを使用して全米大会を制した10月5日に設定されています。
また、このヨーヨーの売り上げの一部はベルリンの孤児院Elisabethstiftに寄付されます。
当時を知っている人が懐かしむだけのモデルではなく、このヨーヨーをきっかけに多くの人がちょっと昔のプレイヤーや、ちょっと昔のヨーヨー、時代に興味を持つ。そんなヨーヨーであってくれるといいなと思います。