ベースキャンプ「エッジレス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#065】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のエッジアルティメイタムに続いて、第65回はベースキャンプのエッジレスです。

2016年に発売されたエッジはヨーヨーファクトリーのフラグシップモデルとなり、2020年現在でも販売され、派生モデルも数種類発売された。ほとんどがその名の通り「エッジ」の効いた見た目とフィーリングで、鋭く、硬く、芯の通ったヨーヨーだが、そんなエッジシリーズで唯一、それらとは真逆を行くモデルとなったのがエッジレスである。
ベースキャンプのスペシャルプロダクトとして誕生し、逆転の発想でユーザーの期待を良い意味で裏切る本作は、意外性と共にエッジ“レス”というネーミングに意表を突かれた。

これまでのエッジシリーズのシャープなイメージとはうって変わって、王道なラウンド形状。すり鉢状のサイドフェイスはフィンガースピンにも対応する。プロファイルも丸ければサイドフェイスも丸い。どこにも尖った箇所のない曲面で構成された直球ど真ん中のオーガニックシェイプだが…だが!使ってみると意外にも今風な使い心地!(←ここ重要)
どこか大味な感じや横幅の広さがエッジシリーズっぽさ彷彿とさせるが、絶妙な重量感と相まってトリック中もふらつかず、動かしやすくもあり、安定感もある独自のバランスを生み出している。ラウンド形状好きな方はもちろん、ラウンド形状のヨーヨー未体験な方にこそ使ってみてほしい。

そして、エッジレスの特徴のひとつ、フィンガースピンについても。
フィンガースピン対応機種の形状は大きく別けて二種類ある。中心が指一本分ピンポイントで凹んでいるような形状(アイスバーグアローなど)と、全体がすり鉢状になっている形状(ホライゾンなど)があって、前者の方が種類が多く、エッジレスは少数派な後者である。僕は後者のタイプのヨーヨーでは全くフィンガースピンが出来なくて苦手だったが、エッジレスでは想像以上に指に乗せやすく、水平状態をキープしやすかった。疲れないし、使いやすいし、フィンガースピンもやりやすい。普段使いならこれ一個持ち歩いていれば良いなぁと思わせてくれる、陰に隠れた秀作だ。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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