スティーブ・ブラウン (Steve Brown)

2020年4月21日2022年5月12日

スティーブ・ブラウン (Steve Brown)

フロリダ州ジャクソンビル出身のアメリカ人。1976年2月20日生まれ。ヨーヨープレイヤー/デモンストレーター/プロモーター/ジャッジ/オーガナイザーなど様々な立場で現代ヨーヨーの礎を築いたヨーヨー界の重鎮とも呼べる人物。

来歴

BACチャンピオン。ナショナルヨーヨーマスター。カウンターウェイト考案者。クリーブランド開催時の世界大会主催者。YoYoNews.comの共同設立者兼編集者。トリプルクラウンオブヨーヨー（大会）共同設立者。365yoyotricks発足・運営…など、肩書きだけで数多くあり、それだけでも、いかにヨーヨー界に貢献してきたかが伺える。特に、自身が考案した「カウンターウェイトスタイル」をメジャーなものにし、5A部門創設というひとつの部門化にまで押し上げた人物として有名で、「スティーブと言えばカウンターウェイト」というイメージが強い人も多いはず。

古くはチームロッシ（アメリカのヨーヨーブランド/現在は活動終了）のプロモーターとして2年程活動したり、インフィニット・イリュージョン（アメリカのヨーヨーショップ/現在は閉店）で働く傍パフォーマーとしても飛び回り、ヨーヨーの「プロ」としての生活を送っていた。
そして、1999年9月1日から2006年4月13日まで、ダンカンの公式デモンストレーターとしてマーケティングとプロモーションを担当していた。全米中、そして世界中で活動し、当時のダンカンクルー（現チームダンカン）を率いていたダンカンの顔とも言える存在だった。また、フリーハンドをはじめ、数々のヨーヨーの開発にも携わってきた。ダンカン時代に日本への来日経験もある。

ダンカンを去ったあとはヨーヨーファクトリーからスポンサーを受けながら活動の幅を広げ、上記に挙げたようなプロジェクトを次々と始めていった。2003年のBAC（ベイエリアクラシック）で優勝（目隠しをした状態でのカウンターウェイトフリースタイル）したのを最後に競技プレイヤーとしては引退したが、2007年世界大会AP部門に突如出場し、フリフリのスカートを履いた演技が大きな話題に。それから10年後、2017年の世界大会40歳以上部門では優勝に輝いてる。現在はヨーヨーファクトリーからCLYWに移り、オハイオ州クリーブランドに居を構え、子育てをしながらCLYWのマーケティングディレクターとして仕事を任されている。

スティーブ氏を語る上で外すことができない事柄として、パンクロックに影響を受けたスタイルと、体中にタトゥーの入っている事でも有名。”YO-YO MAN”と書かれた左腕だけでなく、各所にヨーヨー関連のタトゥーが。後頭部にもヨーヨーマスターロゴのタトゥーが入っている。過去にはモヒカン姿がトレードマークだったが、ボーズ姿を経て、現在はもっさりと蓄えられたヒゲが印象的。少し強面の出で立ちですが、性格は気さくで良い人。世界中のヨーヨー関係者と交流があり、ヨーヨー界に欠かす事のできない存在である。

主なタイトル

・2017年世界大会 40歳以上部門優勝
・2016年世界大会 40歳以上部門準優勝
・2007年世界大会 AP部門 3位
・2007年世界大会 5A部門 12位
・2001年BAC 1A部門優勝
・2000年世界大会 X部門 5位
・2000年BAC 1A部門優勝
・1999年BAC 1A部門優勝
・1998年世界大会シングルA部門 4位
・1997年世界大会シングルA部門 3位

シグネチャーモデル

・ヨーヨーファクトリー「ロールモデル」
・ヨーヨーファクトリー「ダイナスティ」
・ヨーヨーファクトリー「ダイナスティグロウ」
・ヨーヨーファクトリー「セヴィア2010 (Steve Brown Edition)」
・ヨーヨーファクトリー「888 (09/Steve Brown ver.)」
・ヨーヨーファクトリー「888 (07/Steve Brown ver.)」