カリブーロッジ「アキタ2025」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#367】

リワインド渋谷店店長のアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のサムウェアに続いて、第367回はカリブーロッジのアキタ2025です。

カリブーロッジに所属するプレイヤー、Mark Mangarin選手のシグネチャーモデル「アキタ」が2025年版としてアップデートされて帰ってきた。その名も「アキタ2025」。前作はインナー型のバイメタルだったのが、今作ではアウター型のバイメタルに大きく仕様変更されている。その他の変更点としては、プロファイルを見た時に、段差の数が一段階少なっていたり、重量配分が調整されていたり、アウターリムになったことでバランスが最適化されている。重量は増え、直径・本体幅はほぼ変わらず。ざっと前作と比較すると、そんなところ。かわいらしい秋田犬のロゴは今回も健在!(一安心)

過去にも設計協力をしたサスヨーヨーメカニクスが今作も設計を手掛けているため、本来ブランドとしての魅力であったフィーリングの良さやカジュアルさといった部分と、サスが得意としている競技志向の強い設計とが合わさり、これはこれで唯一無二な物ができあがっている。人によっては、どっちつかずと感じる人もいるかもしれない。はたまた、両者の良い所取りだと感じる人もいるかもしれない。個人的な見解としては、「カリブーロッジのヨーヨーならこうあるべき」、「サスの設計のヨーヨーなんだからこうだ」という先入観を持ってしまうのが一番もったいないと思う。先入観や余計な情報は一旦置いておいて、手に取った時、振った時、トリックをやった時の「アキタ2025」から伝わる感覚を大事にしてほしい。

そういった前置きを踏まえて、使ってみた個人的な使用感としては、深さのあるパッドやそれによるパッド周りのボディの肉厚ぐあい(中心部分のデンス感)は、カリブーロッジ特有の味であり個性なので、そこからくるフィーリングの良さはプラスなものとして捉えるべきだろう。その上で、SUSのノウハウが詰まった設計から生み出された今作は、それこそ競技向け機種として選択肢に入れられるゾーンの中には確かに存在していて、ちゃんと両者の良い所が噛み合って完成されていると思う。体感として、競技向け要素とカジュアル要素が、8:2か7:3くらいの割合いで詰まっているなというのが個人的な意見。で、これこそが「カリブーロッジならではの競技向け機種」なんじゃないかと思う。そういう意味で、他のメーカーには真似できないヨーヨーが生み出されたと思っている。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

目次