リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のアンセプスに続いて、第342回はC3ヨーヨーデザインのヴァニタス スペクターです。

C3ヨーヨーデザインに所属する敏腕1Aプレイヤー、Leo Chan Matsumoto選手のシグネチャーモデルとして開発された「ヴァニタス」。やわらかく軽やかなフィーリングが特徴だったワイド系バイメタルが「ヴァニタス スペクター」として生まれ変わった。香港チャンピオンであり、2022年には全米大会でも2位に輝くなど最前線で活躍し続けるレオ選手のトリックスタイルを支える超高性能なモデルだ。

レオ選手のシグネチャーモデルは、「ヴァニタス」の他に「サティナブ」というモデルもあって、こちらはA6061アルミボディにチタン製のリムが装着されたバイメタルヨーヨーだ。高価だが、性能は申し分のないハイエンドモデルで、「ギャラクシーダイナソー」や「マイルダー」、「ヒネモス2」といったチタンリムの他のモデルのように、ステンレスリムでは味わえない中性的かつ芯のあるフィーリングと、一段階ギアが変わったかのような基礎力アップを感じるところが強みだが、「サティナブ」は特に競技向けな立ち位置だ。

「ヴァニタス スペクター」は名前こそ「ヴァニタス」だが、スペック的には、実のところ先述の「サティナブ」に近い。「ヴァニタス」「サティナブ」を経て「ヴァニタス スペクター」にたどり着いたと言えるかもしれない。兎にも角にも、レオ選手のような超絶トリックを決められる武器として、考え抜かれ、洗練されて完成したヨーヨーであることに間違いない。発売して既にしばらく経つが、手にした方々からの評判も良い。現在のC3のラインナップでも特にオススメしたいバイメタルヨーヨーのひとつである。
