リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回の54 ジェン2に続いて、第310回はC3ヨーヨーデザインのスーパーシンチレーターです。

規格外という言葉がピッタリなほど、他に類を見ないサイズのヨーヨー「スーパーシンチレーター」は、C3ヨーヨーデザインのオーナーの一人、シンプソン・ウォン氏のシグネチャーモデルだ。彼のもうひとつのシグネチャーモデル「シンチレーター」をベースに作られていつため、基本的な形状やフィンガースピンスポットがある点は同じだが、大きなサイズかつマルチマテリアルとなっている点では異なる。

まずはそのサイズ。直径が約58mm、幅が約58mm、つまり直径と幅が同じである。今までもこういったヨーヨーがあることはあるが、非常に珍しい。そもそも約58mmという幅は、ビックリするほどワイドで、手に持った時に誰しもが驚くだろう。手からあふれんばかりのサイズだが、特徴的なHプロファイルのおかげで意外としっかりとホールドすることができる。

そして、アルミボディ+中空ステンレススチールアウターリング+PCアウターリングという組み合わせも特徴的だ。大きくても軽々と動かすことができて、力強さもあり、幅の広さのおかげでマウントの成功率がかなり高くなるため、トリックが決まる。とにかく決まる。意外とストレスなく扱うことのできるヨーヨーだ。見た目もフィーリングも超個性的だが、シンプルに「トリックを練習する」「なんとなく振る」というヨーヨーの楽しさに改めて気付かせてくれる機種である。
