リワインド渋谷店スタッフのアルです！
前回のシンチレーターに続いて、第267回はヨーヨーファクトリーのDV888 (フィンガースピン)です。
ヨーヨーファクトリーのロングセラー商品「DV888」のフィンガースピン対応バージョン、その名も「DV888 (フィンガースピン)」が登場した。ベースとなっている本体はリムの厚み等以外は変わっていなくて、単純にサイドキャップが搭載された形になっている。引き戻しのメタルという稀有な存在で、かつフィンガースピン対応ということで、ある程度ヨーヨーをやっている方は戸惑うと思うが、意外と刺さる層には刺さるヨーヨーとなっている。
いきなりバインドのヨーヨーは厳しい、でもDNAやりたい！という昨今のDNAブームでヨーヨーに興味を持った方の声に応える形で出来た今作。お手軽にDNAができるメリットは大きい。とは言え、メタルヨーヨーなので価格面でのお手軽さという意味では少しネックだが、自分が持っていて、貸してあげたりする場面では重宝すると思う。
しかし、真価を発揮するのはバインド仕様にセッティング変更してからだと筆者は思っている。ベアリング、パッド、アクセルを換えて、完全にバインド仕様にした時の激変っぷりは面白い。往年の名機「888」に近いたたずまいで、小さめのボディのためサクサクとトリックをこなせるのがクセになる。それでいて、フィンガースピン対応というオマケ付き！という感覚でいると、持ち歩いてガシガシ使うヨーヨーとしてなかなか良いのではないか？と思えてくる。使い潰すくらいのつもりで、ポケットやカバンにしのばせてほしい。
