リワインド渋谷店スタッフのアルです!
前回のIzuru Hasumi シグネチャーストリングに続いて、第209回はC3yoyodesignのクラウン7075です。

C3ヨーヨーデザインの超定番メタルヨーヨー「クラウン」シリーズに新しく「クラウン7075」が仲間入り。当店スタッフ、城戸慎也(2009年1A部門世界チャンピオン/C3ヨーヨーデザイン所属)のシグネチャーモデルで、6061アルミボディの「クラウン」が7075という硬い種類のアルミになったことにより、お馴染みの形状をベースにしながらも新しいフィーリングを得ることに成功している。

素材が違うだけでそんなに違うの?と思う方も多いと思う。他社でも、ヨーヨーファクトリー「プラグマ」と「プラグマ7075」のように素材違いで別モデルとして扱うメーカーがあるが、ほとんどのメーカーで明確に違う物と判断されている。また、7075独自の深みのある色味も特徴的。
実際に使った感想も、6061より7075のほうがシャープで金属の質感が鮮明にストリングを通して伝わってくる。そして「クラウン7075」特有の長所としては、硬さが如実に表れている一方で、優しいフィーリングが持ち味だった「クラウン」の良さもしっかりと保っていることが素晴らしい。

直径と重量はほぼ変わらず幅が45.03mmと少し広めになっていたり、トレンド感のある設計に一から見直されている。10年前に出た初代クラウン(この時も素材は7075だった)と比較しても別物と言えるだろう。同価格帯の「クラウン.st」と比較してどうですか?と店頭で聞かれることもあるが、これもまた別物と考えたほうが良いかもしれない。バイメタルならでは力強さを取るか、モノメタルの良さを残したまま「ハイエンド」と呼べる性能を手にした7075を取るか、いちユーザーとして僕も悩む。(最後は完全に個人の感想)
