リワインド渋谷店スタッフのアルです!
『ピックアップアイテムFROM渋谷店』
前回のペレグリンに続いて、第176回はDUNCANのフリーハンドONEです。
ダンカンの「フリーハンド」が発売してから20周年となった節目の2021年に、新規プロジェクトとして生まれた復刻版が「フリーハンドONE」だ。再販の声が最も多かった機種ではないかと思うくらい、世界中にファンのいるヨーヨーだと思うが、今回は「これを待っていた」というプレイヤーも多いことだろう。当時を知る者としては20年前のヨーヨーの復刻を目の当たりにして、とてもうれしく、懐かしく、感慨深いものとなった。懐古主義ではないが、20年という月日は長い。
これまでにフリーハンドのリファインというのは何度もあった。フリーハンド2と呼ばれる物から始まり、バンダイの第2期ハイパーヨーヨーにもフリーハンドがあったり、FH ZEROなんかは馴染みのある人もいるかもしれない。最近だとメタルボディになったフリーハンドAL、フリーハンド ONE AL、フリーハンド ONE Tiなどが記憶に新しいが、やはりオリジナル形状のプラスチックボディは一番フリーハンドらしさがある。
出荷時にはベアリングにオイル(グリス?)が入っていて、かなりレスポンスの強い引き戻し仕様となっている。そのまま使うのも良いが、オススメは一度脱脂してオイルを1滴差し、半バインドのような状態で使うのが楽しい。ヨーヨーをストリングの上で滑らせつつ、最後は一瞬浮いた感じになりながらダイレクトに戻ってくる。回転が弱い時はバインドで戻してあげる。といったセッティングで、当時を知らなくても「こういうヨーヨーもあるんだ」と楽しんでもらえたらうれしい限り。