ダンカン「ビッグファン」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#040】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第40回はダンカンのビッグファンです。

フリーハンドネクストジェンと時を同じくしてリリースされたビッグファンは、その名の通りオーバーサイズのプラスチックヨーヨーだ。直径63.47mmという大柄なボディにサイドキャップが付き、いかにもダンカンらしい様相で、大きめのプラヨーが好きな人(すごくニッチだけど一定数いる)にとっては遊び用ヨーヨーとして「ちょうど良い」のだ。競技用ヨーヨーとは違った、気軽に振れる、遊んで楽しい、そんなヨーヨーもなくてはならない。ビッグファンはそのポジションのヨーヨーとして優秀だ。

プラスチックならではの柔らかなフィーリングと、Hプロファイルだけどほぼラウンドの形状、良い意味でおもちゃっぽい感じ。それでいてちゃんとトリックをこなせるあたりが、フリーハンド譲りの「The ダンカンのプラヨー」という印象。サイズの割に軽いので、意外と軽快に動かすことができる。直径の大きさで回転力を稼いでいるため、物足りなさも感じない。オフロード用のラジコンを操っているかのような感覚で、ダイナミックなプレイをするのが楽しくなる。繊細さ…よりは大味な、細かいことは気にせず楽しむヨーヨー。そこが癒しポイントであり、「ちょうど良い」と思える理由だ。

ビッグファンの大きな特徴として、ボディを締めるとずっと回り続ける構造になっており、締めすぎて壊してしまうことがないという点が挙げられる。これはプラヨーにとっては大きなメリットで、個人的にも過去に締めすぎて軸周りにヒビが入ってしまった悲しい経験があるので、とても嬉しいところだ。そして、どこまでも回るので、止めるポイント次第でブレを軽減できたりする。先程も書いた通り、大味でちょっと雑に扱っても良い(感じがするだけだけど)ヨーヨーなので、ラクに、気張らずに、純粋にヨーヨーをすることの楽しさを味わってほしい。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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