↑の11月9日(水)にリワインドTVでもお話しました、ストリングごとの特性を皆さんに知っていただこうという特集です!
ときにヨーヨー本体の特性(個人的には『性格』)をガラっと変えてしまう、さりげなく大切なストリング。始めたての頃は気にせずとも一切構わないのですが、スーサイドキャッチやラセレーション、ツーハンドループ、複雑なコンボ、オフストリングなど、特徴的なトリックが増えてくると、ストリング選びで習得の近道になることも。
今回はストリングバリューセット対象のストリングの特性と、それに合わせたオススメのトリック・スタイルを紹介します!
ストリングの素材
●50/50(コットンとポリエステルが50%ずつ配合)
すべてのヨーヨーに使える、初心者にもやさしいストリングです。種類が多くてよくわからないという内はこれを選んでおけば間違いありません。少し前まではホワイトかイエローしかありませんでしたが、最近はレッドやブラックも仲間入りしています。ルーピングでの愛用者が多い印象ですね、ルーピングで使う場合は、あらかじめヨーヨーに装着した状態でストリングを引っ張って弾力を完全に取ったほうがいいです。
●ポリ100
ポリエステルのみで作られたストリングです。50/50と差別化のためポリ『100』と呼称されます。弾力が最初からあまりなく、50/50よりも硬いフィーリングで、スラックの際にキレイに輪を保ったままたるませやすいです。
摩擦には弱いため、レスポンス・スターバーストのものには非推奨のことが多いです。
同じホワイトでも、少し色味が違います。
●ナイロン
ポリ100よりもさらに硬いフィーリングです。芯が通ったような感触と評されます。空気抵抗を受けにくいのでラセレーションのように勢い良くストリングを飛ばすトリックに適しています。ポリ100と同じく摩擦には弱いことと、汚れるとスベリが極端に悪くなるので、汗をかきやすい人は対策をできると吉です。
ノンブランド
さまざまなメーカーが基準としているストリングです。現在50/50を唯一ラインナップに含んでいます。他のストリングはここから細い・太い・硬い・やわらかいといった基準で解説していきます。
Kストリング(ポリ100・ナイロン)
正式名称「Kitty String」というフィリピン産のストリングです。太さ『ノーマル・ファット・XL・XXL』、長さ『通常(無印)・トール』、素材『ポリ100・ナイロン』から選べるうえにカラーも豊富という、非常に幅広いラインナップが特長。ナイロンが通常ラインナップにある唯一のメーカーです。ストリングトリックの世界ではほぼ間違いなく世界ナンバー1シェアであり、ノーマル・ポリ100%はルーピングの世界でもじわじわとシェアを獲得しています(レスポンス・スターバーストのヨーヨーについては、使用可能か商品ページをよく確認してください)。
ナイロンでのみ、太さ『1.5』というIrPadのオーナー岩澤氏シグネチャーストリングがあり、ノーマルとファットの間というより細かなオーダーに応える太さが販売されています。
MIYOストリング(ポリ100)
トップヨーのサブブランド「MIYO」が販売しているストリングです。ノンブランドよりも太く、Kストリングのファットに近い太さですが、質感はやわらかめ。その上で輪がキレイに保たれやすい、不思議な『芯』があるような使用感が特長です。
オフィサー・サムシングストリングタイプ1(ポリ100)
太く硬い感触のストリングです。ノンブランドよりはるかに太く、KストリングでいえばファットとXLの間くらいの太さです。ヨリとヨリの間が指の上ではっきりわかるくらい硬く、このストリングを使用している方は手袋も併用しているパターンが多い印象です。もっともストリングの形がハッキリ残りやすく、ラセレーションやスラックにオススメです。
C3ストリング・サムシングストリングタイプ2(ポリ100)
オフィサーストリングらとは真逆で、50/50並に細くやわらかいのが特長です。スベリがとても良く、マウントを小刻みに繰り替えすコンボトリックにおいて効果を発揮します。手触りがいいのもポイントで、素手でもぜひ使用してほしいストリングです。バインド仕様のヨーヨーで使うなら、個人的にやわらかいパッド(C3パッド パープルやジョーカーパッドのタイプ30~40)との併用がオススメです。
ヨーヨーとストリングをセットで購入すると割引になる『ストリングバリューセット』は11月14日(月)13時まで!ご検討中の方はお早めにm(_ _)m