近年のヨーヨーのほとんどは、ペットボトルと同じようにひねると分解が可能です。
これによって、中でストリング(ヒモ)がからんだときや、なんらかの原因で中のパーツの交換が必要になった場合もカンタンに対処でき、とても便利になっています。
しかし、むやみに開け締めを繰り返すと、ヨーヨーが壊れてしまうことも。
ここでは、大切なヨーヨーを長く大事に使えるよう、正しい開け締めの仕方をレクチャーします。
軸穴をあわせて、ゆっくり締めよう!
ヨーヨーを長持ちさせるために特に重要なコツは、アクセル(軸)の先と、軸穴をしっかりあわせることです。
上の動画を参考に、ヨーヨーの本体を横に寝かせるように持って、アクセルと軸穴をあわせた状態でボディを反時計回り(開く方向)にひねると、カチッと音がなります。それが軸穴とかみ合った合図です。
その後は、ゆっくり締めていきましょう。
最後に強くギュッと締める必要はなく、固く止まったところまで締めれば完成です。
初心者向けヨーヨーは、長い軸でナメにくい


ちなみに、初心者向けヨーヨー『ワンスター』や、ほかにもルーピングヨーヨーと呼ばれるタイプなど一部のヨーヨーでは、長くて壊れにくい(ナメにくい)アクセルが採用されています。
壊れにくくはなっていますが、短いものと同様で、しっかりとアクセルを奥まで差し込んでから締めることで、軸穴が長持ちします。
もし、大ざっぱに分解・組み立てをすると…?
開け締めでのトラブルは、油断すると起きてしまうもの。
あせって分解してパーツを落として無くしたり、分解した状態でストリングを装着して中で切ってしまったり、まれにネジ山が削れて二度と使えなくなってしまう…なんてことも。
でも、あせらず慎重に分解・組み立てればOKです。
自分で問題なく分解・組み立てができるようになれば、メンテナンスも上達し、ヨーヨーを万全で一番使いやすい状態をキープできます。
つまり、ていねいな分解・組み立ては、上達の大事な一歩なのです。
必要以上に怖がる必要もないのですが、意外と奥が深い「ヨーヨーの開け締め」の世界なのでした。